土の中の子供 / 中村 文則
2007 / 11 / 14 ( Wed )
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●内容● (「BOOK」データベースより)

私は土の中で生まれた。親はいない。暴力だけがあった。ラジオでは戦争の情報が流れていた。第133回芥川賞受賞作。

主人公は27歳の青年。タクシーの運転手をして生計を立てている。親から捨てられた子供たちのいる施設で育ち、養子として引き取った遠い親戚は殴る、蹴るの暴力を彼に与えた。彼は「恐怖に感情が乱され続けたことで、恐怖が癖のように、血肉のようになって、彼の身体に染みついている」。彼の周囲には、いっそう暴力が横溢していく。自ら恐怖を求めてしまうかのような彼は、恐怖を克服して生きてゆけるのか。主人公の恐怖、渇望、逼迫感が今まで以上に丹念に描写された、力作。表題作に、短編「蜘蛛の声」を幣録。


●目次● (「BOOK」データベースより)

土の中の子供/蜘蛛の声


●著者● (「BOOK」データベースより)

中村文則(ナカムラフミノリ)
1977年愛知県生まれ。福島大学行政社会学部卒業。2002年「銃」で、第34回新潮新人賞受賞、第128回芥川賞候補となる。2003年「遮光」で第129回芥川賞候補、2004年第26回野間文芸新人賞受賞。2005年「悪意の手記」で第18回三島賞候補となる。「土の中の子供」で第133回芥川賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)





●感想●


「土の中の子供」「蜘蛛の声」、2つのお話が収められていました。
どちらも重い絶望感を漂わせたお話でしたね。
短い小説なのですが、読んでいてつらいものがありました。
でも、「土の中の子供」の方には少し救いがあった気がします。
それは主人公のラスト近くのセリフに感じましたね。
過去の出来事と共に、お世話になった人物に感謝を伝えるセリフなのですが・・。
心が荒みきっていると思えた主人公が、密かに持っていた感謝の気持ちに泣けました。
・・・とはいっても、重苦しさは最後まで付きまといます。
弱っている時には読まない方がよい本だといえるでしょう困り顔





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