通り魔 / 嶽本 野ばら     ★★★    
2017 / 08 / 11 ( Fri )
通り魔





●あらすじ●

幼い頃から僕は人と上手く話せなかった。僕はスナックを経営する母親と二人暮らしだった。母親とも上手く話せない僕は、よく叱られた。いつもひとりで過ごしていた僕は、中学生の頃からネットの中に居場所を見つけた。大学まで行きたくて高校に上がったが、2ヶ月で辞めた。スナックのお客の紹介で地元の縫製工場に就職した。その工場では、僕が一生買うこともできないような高価な服を作っていた。4年間勤めたが、小さな事件を起こして退職した。僕は地元を逃げ出し、東京へ向かった。だがそれが、大きな転落の始まりだった‥。


●著者● (「BOOK」データベースより)

嶽本野ばら(タケモトノバラ)
京都府宇治市生まれ。2000年『ミシン』で小説家デビュー。2003年『エミリー』、04年『ロリヰタ。』が二年連続して三島由紀夫賞の候補になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2014年11月26日頃
著者/編集: 嶽本野ばら
出版社: 小学館
発行形態: 単行本
ページ数: 203p






●感想●


バッドエンド・・・
でも、最後の憎しみを爆発させるシーンで「やってまえ!」と思ってしまった私。
いけませんねー。
実際そんな事件は起こって欲しくないし、今まで実際に起きた犯罪には苦々しい思いを持っていました。
でも、ずっと主人公に感情移入して読んできたせいなのか、「やってまえ!」と思ってしまったのです。

ひとつ思ったのは、母親のことです。
主人公の母親はドライすぎる・・・
善悪よりも大切なのは子どもへの無償の愛なのだな、と改めて思いました。
人への憎しみから犯罪を犯した人の共通点は、無償の愛をもらっていない事なのでは、と思いました。






●入学してまだ誰とも会話らしき会話を交わせていない僕は、既に少し皆から疎んじられる存在として観られているだろう。そしてこれからは益々、正体の摑めない者として忌まれていくのだ。他者と交われない者はそれだけで嫌われ、軽蔑される。他人の思惑なんてどうだっていいと開き直れる程に僕は強くない。自ら人との関わりを拒絶している癖に、僕は色眼鏡で見られ、人からまるで存在しない者として扱われることに耐え切れない。









       

      
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