俺たちに偏差値はない。 ガチバカ高校リターンズ  / 福澤 徹三
2016 / 02 / 22 ( Mon )
俺たちに偏差値はない







●内容● (「BOOK」データベースより)

16歳の平凡な少年、百鬼悠太は亡父の実家へ帰省した翌日、ひょんなことから1979年にタイムスリップ、父の剛志郎として高校へ通うはめになる。しかしそこはリーゼントとパンチパーマの巣窟。ヤンキーがすべてを支配する恐怖の世界だった。


●著者● (「BOOK」データベースより)

福澤徹三(フクザワテツゾウ)
1962年福岡県生まれ。デザイナー、コピーライター、専門学校講師を経て、2000年『幻日』でデビュー。『怪を訊く日々』『黒い百物語』など怪談実話で独自の世界を築く一方、ホラーやアウトロー小説など多彩な作品を発表。08年『すじぼり』で第10回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2012年12月
著者/編集: 福澤徹三
出版社: 徳間書店
サイズ: 単行本
ページ数: 321p





●感想●


笑って、笑って、笑って…最後に泣いた。

昨日はお休みデーだったのですが、この本を読むのに没頭してやるべきことを先送りにしてしまいましたわ
実はこれ、閉館5分前の図書館で手が勝手に選んだ本でしたが・・・
期待していなかっただけに当たりでした~

で、何がよかったって、登場人物のガチバカぶり。
初っ端に三角形の面積の公式で笑いました
その他にも細かい笑いどころがたくさんあって声を上げてしまうほどでした。

あとは昭和という時代背景のおもしろさ。
とにかく、いろいろ濃い。
一番に濃いと感じたのは人でしょうか。
それぞれの人物が生き生きと描かれていました。
脇役の学校の先生一人とっても、街に出没する変人までも。

敵対していた相手までもが、最後の最後には力になってくれるという・・・
大円団ぶりがまた昭和的でした。
でも、だからこそ面白かった。
ストレスフルな毎日を過ごしている人にはお勧めの一冊です~





●いっそ登校拒否してひきこもりになりたいが、学校をサボれば祖母の出刃包丁が待っているし、ネットも携帯もゲームもない部屋にひきこもってもすることがない。そういう意味ではイラクや北朝鮮にひきこもりはいないだろう。


●担任の南雲が入ってくると、教室が急に静まりかえった。
 むろん南雲が怖いせいだが、ぼくが卒業した中学では授業中も私語をやめない奴が大勢いたし、それを叱らない教師もふつうにいた。それに比べて、この時代は南雲をはじめ、怒る教師が多い。入学式から今日までの間だけで、教師が生徒を殴るのを何回も見た。未来なら、たちまち社会問題になりそうだが、不思議に誰も逆らわない。


●南雲の怒声に、みんなはようやく口をつぐんだ。南雲はぼくに眼をむけると、銀縁メガネを中指で押しあげて、恥ずかしいか、と訊いた。はい、と小声で答えたら、どっと笑いが起きた。
 南雲はそれを片手で制して、もっと恥をかけ、といった。
「恥を知るは勇に近し、という言葉が中国の古典にあるが、恥をすなおに認めるには勇気がいる。自分の愚かさを知り、傲慢さを捨てることで人間は成長する。若いときに恥をかくのは男の財産だ」


●「インターネットも携帯も、ほんとはひととひとをつなぐツールなんだけど、じかに誰かと話す機会が減るって欠点があるよね。コンビニや通販も便利で早いけど、誰とも喋らずにすんじゃうから、他人と話すのが苦手な人が増えてる」










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