わたしたちの、小さな家 / 水沢 秋生
2016 / 02 / 20 ( Sat ) ![]() ●内容● (「BOOK」データベースより) 大学生の片倉希は高台の上にある、赤い屋根の古い二階家に、翻訳家の祖母と二人で暮らしている。両親はものごころつく前に事故で死んだと聞いているが、写真すら残っておらず、顔も知らないままに生きてきた。希の部屋の隣には母親が使っていたという部屋があるのだが、希はその部屋が少し、怖い…。平凡で平穏な日常を送る希だが、彼女を捜し回っているという男の出現をきっかけに、大きな変化が訪れようとしていたー。 ●著者● (「BOOK」データベースより) 水沢秋生(ミズサワアキオ) 兵庫県生まれ。出版社勤務などを経てフリーライターに。2012年、第7回新潮エンターテインメント大賞を受賞した『ゴールデンラッキービートルの伝説』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) ●基本情報● 発売日: 2015年12月15日頃 著者/編集: 水沢秋生 出版社: 光文社 サイズ: 単行本 ページ数: 280p ●感想● 簡潔な文章が読みやすかったです。 日常の些細な違和感が確信になり、その果てに待ち受けていたのは━━ 終盤の主人公の気づきのシーンでは「俺俺」を思い出してしまいました。 主旨はわかっているつもりですが、ついね。 このお話、もっとホラーに焦点を当てることもできたと思うのですが・・・ そうしなかったのは主人公の品を保ちたかったのかな、なんて勝手に思ってしまいました。 それと作者が著したかったのは命のつながりの壮大さや奇跡? 男女の違いができることによって作られた、遺伝子を受け継ぐ命の形の不思議? そういうテーマをうまくエンターテインメントにするのは難しいことですよね。 見当違いだったらすんません~ ![]()
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