教団X / 中村 文則
2015 / 05 / 15 ( Fri )
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●内容情報● (「BOOK」データベースより)

謎のカルト教団と革命の予感。自分の元から去った女性は、公安から身を隠すオカルト教団の中へ消えた。絶対的な悪の教祖と4人の男女の運命が絡まり合い、やがて教団は暴走し、この国を根幹から揺さぶり始める。神とは何か。運命とは何か。絶対的な闇とは、光とは何か。著者最長にして圧倒的最高傑作。
 

●著者情報●(「BOOK」データベースより) 

中村文則(ナカムラフミノリ)
1977年、愛知県生まれ。福島大学卒業。2002年「銃」で新潮新人賞を受賞しデビュー。04年『遮光』で野間文芸新人賞、05年「土の中の子供」で芥川賞、10年『掏摸』で大江健三郎賞を受賞。『掏摸』の英訳版が米紙ウォール・ストリート・ジャーナルで2012年のベスト10小説に、『悪と仮面のルール』の英訳版が同紙の2013年ベストミステリーの10作品に選出される。また2014年、ノワール小説の分野に貢献した作家に贈られるアメリカの文学賞「デイビッド・グーディス賞」を日本人として初めて受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2014年12月15日頃
著者/編集: 中村文則
出版社: 集英社
サイズ: 単行本
ページ数: 567p



●感想●

なんか惜しい気がする
スタートはいい感じだったのだけれど・・・

特に松尾教祖の奇妙な話と称した説法の内容には興味を持ったのですがね~。
ブッダ・仏教・その他の宗教の解説や量子力学からのアプローチによる宇宙論、この世について、生と死について、神とについて・・・
冒頭を読んだ時点では、そういうことへの興味をもっと刺激してくれるかな、という期待を持ってしまいましたが。
後半に進んでいくにつれ、なんだかかわされたかな~、という気がしました。

でもまあ、私の期待がその点だったというだけの話で・・・
作者は書きたいことを書いたのでしょうね。
後半松尾教祖他に語らせた政治や国や民衆に対する意見も、作者自身の言いたいことだったのかな。

戦争が生む利益のからくり、大国が描いたシナリオに踊らされる力のない国、人・・・
うんざりするような“悪”の絡み合いによって成り立っている世界・・・
良心のある人間ならそのような世界は望まないし、平和を望むのは当然のことですが、
だからといって「戦争反対」と言うだけの傍観者はただ理想を声高に叫び、
ポーズをとっているだけの偽善者だという気がします
だからこそ、おもしろいキャラの松尾教祖にありきたりな形でそれを言わせてしまったつまらなさ、みたいな印象が残念でした
なーんて、結局自分の期待する方向よりも、男性視点の性という方向に傾いていった作者への恨み炸裂なのかも~(倒錯した嗜好も極みまで行ってくれないと生々しくて楽しめないっ)
率直に言って女性の性描写がワンパターンだったからか、男性視点という印象が強く残りました
うーん、これ、男性なら多くのエロ描写が楽しめたのかな~? 謎。



影響力のある部分ではないけれど、共感した文章↓

元々本はよく読んだ。ページをめくりさえすれば、言葉は自分を面倒な世界から隔離してくれる。


           うん、その通りですねー。だから本にはまるのですよね!





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