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葉桜 / 橋本 紡
2015 / 03 / 08 ( Sun )
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●内容情報●(「BOOK」データベースより)

高校生の佳奈は、書道教室の継野先生へ思いを寄せてきた。けれど、先生には由季子さんという奥さんがいて…。美人で天才、自由奔放な妹の紗英が背負っている、命の不安。他の教室からやってきた津田君の、真摯に書道に打ち込む姿。周囲の思いに背中を押されるように、佳奈のなかで何かが大きく変わろうとしていたー。春から夏へ、少女から大人へ。まぶしく切ない青春恋愛小説。


●著者情報●】(「BOOK」データベースより)

橋本紡(ハシモトツムグ)
三重県伊勢市生まれ。1997年『猫目狩り』で第4回電撃ゲーム小説大賞金賞を受賞し、作家デビュー。『半分の月がのぼる空』など、数々の人気作品を生み出す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)




●感想●

私が小学生の頃は、まわりのほとんどの子が書道と算盤を習っていました。
そして全員ではないけれど、学習塾も。
そのうちのどれも習っていなかった私ですが、授業でしか触れなかった書道で賞をもらったことが何度かあったのを思い出しました。
ものすごく中途半端な自慢が入ってしまいましたが、まあ、書道教室がどんなものかわからないということです。

このお話は書道教室のシーンが多くを占めています。
上に書いた通り書道に無知なもので、あらら~どうしよう、と思いましたが、なんのなんの。
引き込まれて一気読みパターンでした。

全体を通して登場人物がみんな善良で真面目なところが好きだし、作者の言葉の選び方も好きだな、と思いました。
特に津田君・継野先生とのやり取り。
忘れていた純粋な感覚(!)を思い出させてくれました。
終盤、古今和歌集を通して魂の会話をする先生と主人公のシーン、すごくよかったです。
静かな迫力、緊迫感がありました。
あり得ないような展開でも、こういう感じは好きですね~
このお話のベースのひとつには恋愛がありますが、甘々な恋愛モノが好きではないひねくれ者の私なので・・・
ほどよい匙加減が心地よく、押しつけ感が無いところに惹かれました。
素直に好きだな、と思えたので他の小説も読んでみたいと思います。



●入り組んだ住宅地を走っていると、おもしろかった。さっきまで右に見えていた星が、今度は左に見える。星の位置はちっとも変わらないのに。私の場所が変わってしまうのだ。こういうことを先生に行ってみたら、どうだろう。決して、いい加減にはしないはずだ。頬杖を突き、首を傾げるのではないか。ちゃんと想像できた。そして変な理屈なんか言ったりするのだ。あるいは思い出話とか。先生には、そういう所がある。確かなものに近づく時、避けるように視線をそらす。

●「やけに一生懸命な顔をしているぞ」

●「お土産に羊羹を置いてきた。我ながら気張ったな」
 「高いんですか」
 「ものすごく。財布が空っぽ。だけど最高のものをひとに届けるっていいね」

●「いつか、私たちも、知ることになるのかな。得ることや、失うことを。きっと傷ついたりするよね、いいことばかりじゃないもの。だけど、そうなったって、知らないよりいいと思う。どんなに苦しくても。ひどい目にあっても。わたしは知りたい。溺れることを怖がって、ずっと陸にいるような人間にはなりたくないよ」




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