絶叫 / 葉真中 顕
2015 / 02 / 20 ( Fri )
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●内容情報(「BOOK」データベースより)

鈴木陽子というひとりの女の壮絶な物語。涙、感動、驚き、どんな言葉も足りない。貧困、ジエンダー、無縁社会、ブラック企業…、見えざる棄民を抉る社会派小説として、保険金殺人のからくり、孤独死の謎…、ラストまで息もつけぬ圧巻のミステリーとして、平凡なひとりの女が、社会の暗部に足を踏み入れ生き抜く、凄まじい人生ドラマとして、すべての読者を満足させる、究極のエンターテインメント!



●著者情報●(「BOOK」データベースより)

葉真中顕(ハマナカアキ)
1976年東京生まれ。2009年、児童向け小説『ライバル』で角川学芸児童文学賞優秀賞受賞。2012年『ロスト・ケア』にて第16回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞し、ミステリー作家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)





●感想●

いいお話ではなかったけれど、面白かったです。

どんどん引き込まれての一気読みでした。

主人公の辿る道は、時にダークで邪悪で卑劣でしたが・・・

なぜか応援しながら読んでいました。

なんとか生きて、幸せを掴んでほしいと。

正しくなくても、きれいでなくても応援したくなるような魅力があったのだと思います。

ラストは不思議な清々しさがありました。

究極の場面で泣けたのは感動したから?

この展開なのに、清々しさ・感動って・・・

自分でも戸惑いましたが、ハッピーエンドともいえる読後感でした。

ずっと虐げられてきた者が真理を悟り解放したのは自分自身。

フィクションだからこそ許される展開を、モラルは棚上げして限定で楽しみました



✿貧困、家族の在り方、個と社会の繋がり…現代の問題点について考えさせられる点が多くありました。
 福祉制度を利用した詐欺も、機能不全家族も、実際に増加しているわけで・・・
 いろいろな面で現実的な不安を感じさせられました。




●人間って存在はね、突き詰めれば、ただの自然現象なんだ。どんなふうに生まれるか、どんなふうに生きるか、どんなふうに死ぬか。全部、雨や雪と同じで、意味も理由もなく降ってくるんだ。

●もし未来が信じたとおりになるなら、もし人の気持ちが永遠なら、どんなに世界は穏やかだろうか。

●人間って、『ここなら大丈夫』って思える、自分の居場所が絶対に必要だと思うんです。普通それは『家』や『家族』なんでしょうけど、でも家族を失ってしまった人や、家が居場所にならない人もいますよね。

●人はいつでも裏切るし、自分だっていつでも自分を裏切る。今日正しいと思えることが、明日悪いと思えるかもしれない。





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