7月24日通り / 吉田 修一
2014 / 07 / 19 ( Sat )
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●内容● (「BOOK」データベースより)


地味で目立たぬOL本田小百合は、港が見える自分の町をリスボンに見立てるのがひそかな愉しみ。異国気分で「7月24日通り」をバス通勤し、退屈な毎日をやり過ごしている。そんな折聞いた同窓会の知らせ、高校時代一番人気だった聡史も東京から帰ってくるらしい。昔の片思いの相手に会いに、さしたる期待もなく出かけた小百合に聡史は…。もう一度恋する勇気がわく傑作恋愛長編。





●感想●


このお話を男性が書いたとは・・・


地味で自己肯定感が低くて、ストレートじゃない主人公の本田小百合。

その視点がことごとく女性っぽくて、作者はは女性をよく理解しているな、と感じました。

それか、もしかしたら作者自身が女性っぽい感性を持っているのか・・・

どちらにしても珍しいことだと思いました。

 
これ、構成が面白いお話でした。

だれもがイケメンと認める自慢の弟の彼女(弟の子を妊娠中)のことを認められない百合子。

その彼女が自分の性格を分析した10個の要素は
百合子自身が語る小説の10章の目次と重なるのです。

彼女の内面と百合子の内面はほぼ同じということ…同族嫌悪ですね。

でも、彼女はその誠実さによって百合子の心を溶かします。

ほとんどの人間は自分を心から理解してくれる相手に心を開くものですからねー。

私としては、その過程を興味深く読みました。


気になる百合子の恋愛ですが・・・一般的に女性はモテる男性が好きですよね。

相性がよい相手でも、幸せをくれそうな相手でも、ときめかなければ恋愛にはなりません。

偶然が重なったり、思いがけない出来事があったり、これでもかというロマンティックな展開でも、
自分が求める相手でなければ、やっぱりときめかないのですねー

“間違えないように”生きてきた自分に、間違えることを許したラスト、意表をついていてよかったです。

後悔しないように生きるには自分をごまかさないことですね。





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