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消滅のリスト / 五條 瑛
2014 / 01 / 14 ( Tue )
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ページ数の多い本でしたが・・・

面白いものだから、どんどん読みたくなりました!



世界の破滅・第三次世界大戦を防ぐための秘密の会議・・・

選ばれた者が世界の動向を決めるシステム。

それに対し様々な勢力がそれぞれの思惑で暗躍する。

・・・と、展開が読めないストーリーで退屈無しでした!

“会議”自体が何なのか明かされないまま登場人物が絡み合うのがスリリングでしたね。

それに、このご時世だからか、設定がとてもリアルに感じました。

戦勝国の驕りや、敗戦国に対する理不尽な要求や、国対国のバランス、策略・・・。

まるで今現在、実際に起こっていることのように感じました。



五條瑛さんの本を読むと・・・

たいてい感じるのが日本人のお気楽加減。

一般の日本人は平和ボケで、今そこにある危機に気づいていない状況だと思います。

悲しいことですが、人類の歴史は争いの歴史でもあります。

臭いものに蓋をする感覚で、不都合に目を閉じるのは簡単ですが危険ですね。

植物でも、生物でも、日本の種はか弱いです。

外来種が入って来た途端に絶滅の危機にさらされたりします。

人も・・・

争いが無い世界が理想ですが、したたかで狡猾な厄介な相手はいるものです。

いざ争いになった時になるべく痛手を負わない知恵や用意、その他の力が日本人にあるのかどうか・・・




「世の中というのは奇妙にねじ曲がっているものだよ。正義も極端に走れば悪になり、悪も貫けば正義になることがある。人間は自由と平等を叫びながらも、そんな社会はあり得ないと知っている。多くの幸福を支えるためには、不幸と不平等が存在しなければならない。それは間違いのない事実だが、はっきりとそれを認めることはできない」


「日本は実に魅力あるいい国だ。特にスパイにとってはね。ここにいるだけで、西側の情報がどんどん手に入る。我々がいくら米国内や欧州の基地を厳しく管理しても無駄なんだ。米国では盗めない情報も極東に来れば簡単に盗むことができる。それは冷戦時代からずっと変わっていない。盗まれた情報の行き先はかつてはソ連だったが、今は中国だ。どこに行くにしろ、我々の血と汗の結晶が、この国で簡単に盗み出されていることに変わりはない。困ったことに、日本政府はスパイに対して何ら効果的な手を打てないときている。政治家は政権取りゲームに夢中で、国民のほとんどは武力を放棄さえすれば国は平和だという短絡的な意見を信じている。攻めることをしなければ、誰からも攻められることがないと…実にバカバカしい。おかげでスパイたちは完全に野放しだ」


「善悪は別にして、別に間違っちゃいないと思うぜ。大勢が不幸になるような正義なんて、ない方がマシだ。悪魔と取り引きした方がいい結果が得られるなら、それでいいじゃないか」





終盤、愛から行動を選択する人間と、
憎しみから行動を選択する人間の決意で物語が締めくくられますが・・・

相反する感情から選択した結果の行動が広い意味で同じというのが皮肉でした。

生きるということはきれいごとだけでは済まされないのですね。




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