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サバイバー / 木下 半太
2016 / 02 / 24 ( Wed )
サバイバー








●内容● (「BOOK」データベースより)

四月一日午後三時、突然世界が崩壊した。すべての移動手段・通信手段は遮断され、地球の人口は六十数万人に激減する。神様がリセットボタンを押してくれたと感謝するニート。壊滅した東京で呆然とする不動産屋は、やるべき事が他になく小説を書き始める。初めて生きる意味を考えた生存者たちの壮絶な冒険記。


●著者● (「BOOK」データベースより)

木下半太(キノシタハンタ)
1974年大阪府生まれ。2006年『悪夢のエレベーター』で小説家デビュー。同書はベストセラーとなりドラマ化・映画化・舞台化された。『悪夢の六号室』がドラマ化、『サンブンノイチ』が映画化された。一方で、劇団「渋谷ニコルソンズ」主宰として、全公演の脚本・演出を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2015年02月13日頃
著者/編集: 木下半太
出版社: 講談社
サイズ: 文庫
ページ数: 277p



●感想●

死が隣り合わせにある状況だからこそ、より生を感じられるようになった人々。

設定は面白かったけれど、正直読んでいて楽しくなかった。

最悪な状況での群像劇の中に、気高さとか純なものをを垣間見せたかったのかな、
という流れでしたが・・・

なぜか心が動かなかった。

具体性が無いせいか、それともとんとん拍子に事が進むせいなのか、
もろフィクションの匂いが強く感じられた気がします。
(作り話にもリアリティを求めたいわがままな私…それさえあればイチコロのちょろい奴なんですがね)

全体を通して、「おまえも生半可に生きてるんだろ?」と責められ、
「本能むき出しで生きてみろよ」と発破をかけられた感じですが・・・

ただただ、心が動かなかったんですわ。

しつこいですね~、あくまでも個人の感想なので辛口御免!です~




●人は、地球が崩壊しなければ神様に感謝できないのだ。


●「誰もが表の顔だけじゃ生きていけません。いずれ、行き詰って自分が壊れてしまう。こんな言い方をするのはナンセンスかもしれませんけど、人間も表の顔だけでコミュニケーションをとりすぎたのかもしれませんね。人間らしい裏の顔を隠し、我慢の限界を超えた。だから地球が崩壊したのかも」


●自分より弱い人間がいると、こんなにも安心できるのか。
 もしかすると、人間は自分のために生きることができないのかもしれない。恋人や家族を作るのも、自分の存在が他人の人生にとって必要だと思われたいのだ。





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21 : 00 : 42 | ♡かわいいもの♡ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
俺たちに偏差値はない。 ガチバカ高校リターンズ  / 福澤 徹三
2016 / 02 / 22 ( Mon )
俺たちに偏差値はない







●内容● (「BOOK」データベースより)

16歳の平凡な少年、百鬼悠太は亡父の実家へ帰省した翌日、ひょんなことから1979年にタイムスリップ、父の剛志郎として高校へ通うはめになる。しかしそこはリーゼントとパンチパーマの巣窟。ヤンキーがすべてを支配する恐怖の世界だった。


●著者● (「BOOK」データベースより)

福澤徹三(フクザワテツゾウ)
1962年福岡県生まれ。デザイナー、コピーライター、専門学校講師を経て、2000年『幻日』でデビュー。『怪を訊く日々』『黒い百物語』など怪談実話で独自の世界を築く一方、ホラーやアウトロー小説など多彩な作品を発表。08年『すじぼり』で第10回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2012年12月
著者/編集: 福澤徹三
出版社: 徳間書店
サイズ: 単行本
ページ数: 321p





●感想●


笑って、笑って、笑って…最後に泣いた。

昨日はお休みデーだったのですが、この本を読むのに没頭してやるべきことを先送りにしてしまいましたわ
実はこれ、閉館5分前の図書館で手が勝手に選んだ本でしたが・・・
期待していなかっただけに当たりでした~

で、何がよかったって、登場人物のガチバカぶり。
初っ端に三角形の面積の公式で笑いました
その他にも細かい笑いどころがたくさんあって声を上げてしまうほどでした。

あとは昭和という時代背景のおもしろさ。
とにかく、いろいろ濃い。
一番に濃いと感じたのは人でしょうか。
それぞれの人物が生き生きと描かれていました。
脇役の学校の先生一人とっても、街に出没する変人までも。

敵対していた相手までもが、最後の最後には力になってくれるという・・・
大円団ぶりがまた昭和的でした。
でも、だからこそ面白かった。
ストレスフルな毎日を過ごしている人にはお勧めの一冊です~





●いっそ登校拒否してひきこもりになりたいが、学校をサボれば祖母の出刃包丁が待っているし、ネットも携帯もゲームもない部屋にひきこもってもすることがない。そういう意味ではイラクや北朝鮮にひきこもりはいないだろう。


●担任の南雲が入ってくると、教室が急に静まりかえった。
 むろん南雲が怖いせいだが、ぼくが卒業した中学では授業中も私語をやめない奴が大勢いたし、それを叱らない教師もふつうにいた。それに比べて、この時代は南雲をはじめ、怒る教師が多い。入学式から今日までの間だけで、教師が生徒を殴るのを何回も見た。未来なら、たちまち社会問題になりそうだが、不思議に誰も逆らわない。


●南雲の怒声に、みんなはようやく口をつぐんだ。南雲はぼくに眼をむけると、銀縁メガネを中指で押しあげて、恥ずかしいか、と訊いた。はい、と小声で答えたら、どっと笑いが起きた。
 南雲はそれを片手で制して、もっと恥をかけ、といった。
「恥を知るは勇に近し、という言葉が中国の古典にあるが、恥をすなおに認めるには勇気がいる。自分の愚かさを知り、傲慢さを捨てることで人間は成長する。若いときに恥をかくのは男の財産だ」


●「インターネットも携帯も、ほんとはひととひとをつなぐツールなんだけど、じかに誰かと話す機会が減るって欠点があるよね。コンビニや通販も便利で早いけど、誰とも喋らずにすんじゃうから、他人と話すのが苦手な人が増えてる」










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18 : 45 : 03 | ★★★福澤徹三★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
わたしたちの、小さな家  / 水沢 秋生
2016 / 02 / 20 ( Sat )
わたしたちの、小さな家






●内容● (「BOOK」データベースより)

大学生の片倉希は高台の上にある、赤い屋根の古い二階家に、翻訳家の祖母と二人で暮らしている。両親はものごころつく前に事故で死んだと聞いているが、写真すら残っておらず、顔も知らないままに生きてきた。希の部屋の隣には母親が使っていたという部屋があるのだが、希はその部屋が少し、怖い…。平凡で平穏な日常を送る希だが、彼女を捜し回っているという男の出現をきっかけに、大きな変化が訪れようとしていたー。


●著者● (「BOOK」データベースより)

水沢秋生(ミズサワアキオ)
兵庫県生まれ。出版社勤務などを経てフリーライターに。2012年、第7回新潮エンターテインメント大賞を受賞した『ゴールデンラッキービートルの伝説』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2015年12月15日頃
著者/編集: 水沢秋生
出版社: 光文社
サイズ: 単行本
ページ数: 280p




●感想●


簡潔な文章が読みやすかったです。

日常の些細な違和感が確信になり、その果てに待ち受けていたのは━━

終盤の主人公の気づきのシーンでは「俺俺」を思い出してしまいました。

主旨はわかっているつもりですが、ついね。


このお話、もっとホラーに焦点を当てることもできたと思うのですが・・・

そうしなかったのは主人公の品を保ちたかったのかな、なんて勝手に思ってしまいました。

それと作者が著したかったのは命のつながりの壮大さや奇跡?

男女の違いができることによって作られた、遺伝子を受け継ぐ命の形の不思議?

そういうテーマをうまくエンターテインメントにするのは難しいことですよね。

見当違いだったらすんません~








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15 : 12 : 31 | ★★★水沢秋生★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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