長いお別れ / 中島 京子
2015 / 08 / 31 ( Mon )
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●内容● (出版社より)

帰り道は忘れても、難読漢字はすらすらわかる。
妻の名前を言えなくても、顔を見れば、安心しきった顔をするーー。

東家の大黒柱、東昇平はかつて区立中学の校長や公立図書館の館長をつとめたが、十年ほど前から認知症を患っている。長年連れ添った妻・曜子とふたり暮らし、娘が三人。孫もいる。

“少しずつ記憶をなくして、ゆっくりゆっくり遠ざかって行く”といわれる認知症。ある言葉が予想もつかない別の言葉と入れ替わってしまう、迷子になって遊園地へまよいこむ、入れ歯の頻繁な紛失と出現、記憶の混濁ーー日々起きる不測の事態に右往左往するひとつの家族の姿を通じて、終末のひとつの幸福が描き出される。著者独特のやわらかなユーモアが光る傑作連作集。


●著者● (「BOOK」データベースより)

中島京子(ナカジマキョウコ)
1964年生まれ。2003年、田山花袋『蒲団』を下敷きにした書き下ろし小説『FUTON』で作家としてデビュー、野間文芸新人賞候補となる。2010年『小さいおうち』で第一四三回直木賞を受賞、2014年山田洋次監督により映画化される。同年『妻が椎茸だったころ』で第四二回泉鏡花文学賞を受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2015年05月27日頃
著者/編集: 中島京子
出版社: 文藝春秋
サイズ: 単行本
ページ数: 263p





●感想●


「インドクリスタル」を読んだ後だったので・・・

一言で感想を言えば文字数少なっ、でした

連作集ということで、なんとなく物足りなさも感じたりして・・・。

でも、お話の所々にはリアリティ-を感じました。


認知症(長いお別れ)の描写というと暗いものになるのでは、と予想しましたが、このお話はそうでもなく・・・

東昇平や妻・曜子の人柄が可愛らしいので、思わず笑ってしまうシーンも多くありました。

でもさすがに、昇平の病気が進行するに従い、深刻さが増していきましたね。

高齢化社会の問題点や課題について、クオリティオブライフについて等、
具体的に考えさせられるような流れになっていったと思います。

多くが核家族化した現在、今後顕在化していくテーマですね。


普段はそうでもないのに、なぜか映画鑑賞と読書中は涙もろい私。

物足りないとか言っておきながら今回も泣きました。

「入れ歯をめぐる冒険」の「私、あなたのことが好きみたい」(認知症のおばあちゃんが息子に対して言った台詞)の辺りと「QOL]のラスト辺りはキました。

“長いお別れ”はもしかしたら本人は幸せ、というケースもあるかもしれないけれど、まわりは切ないなー。

でも、いろいろ鈍感になって、ぼんやり状態で恐怖や悲しみを感じずに逝けるならそれがいいか、と思ったり・・・

誰でもいずれは死ぬのだけれど、受け止め方は人それぞれですね。

正直、今は積極的・具体的には考えたくないテーマかな~。





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23 : 36 : 46 | ★★★中島京子★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
インドクリスタル /  篠田 節子
2015 / 08 / 30 ( Sun )
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●内容● (「BOOK」データベースより)

人工水晶の製造開発会社の社長・藤岡は、惑星探査機用の人工水晶の核となるマザークリスタルを求め、インドの寒村に赴く。宿泊先で使用人兼売春婦として働いていた謎めいた少女ロサとの出会いを機に、インドの闇の奥へと足を踏み入れてゆく。商業倫理や契約概念のない部族相手のビジネスに悪戦苦闘しながら直面するのは、貧富の格差、男尊女卑、中央と地方の隔たり、資本と搾取の構造ーまさに世界の縮図というべき過酷な現実だった。そして採掘に関わる人々に次々と災いが起こり始める。果たしてこれは現地民の言う通り、森の神の祟りなのか?古き因習と最先端ビジネスの狭間でうごめく巨大国家を、綿密な取材と圧倒的筆力で描きだした社会派エンタメ大作。構想10年、怒涛の1250枚!


●著者● (「BOOK」データベースより)

篠田節子(シノダセツコ)
1955年東京生まれ。90年『絹の変容』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。97年『ゴサインタンー神の座』で山本周五郎賞、『女たちのジハード』で直木賞、2009年『仮想儀礼』で柴田錬三郎賞、11年『スターバト・マーテル』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2014年12月
著者/編集: 篠田節子
出版社: KADOKAWA
サイズ: 単行本
ページ数: 541p





●感想●


“インドの混沌”に圧倒されました。

まさに何もかもがある国。

底知れぬ知性を発揮する人がいる一方で、学校にも行けない人がいて、
圧倒的富を有する人がいる一方で、一生搾取され続ける人がいて、
神のように崇められる人がいる一方で、人間扱いされない人がいて・・・。

善もあり、悪もあり、美もあり、醜もあり…その他諸々、まさに混沌。


そんな中、ビジネスのために奔走する主人公の藤岡は典型的な日本人。

秩序も道徳観もない相手に悪戦苦闘します。

自らの厚かましさに疑問を持たない人に日本式のやり方は通用せず

その一部始終は読んでいるこちらの胃が痛くなるほどストレスフルでした。


存在感が際立っていたのは、やはり物語のキーパーソンのロサ。

藤岡は彼女の正体を見極められないまま、それでも娘のように気にかけ、その幸せを願うのですが・・・

“邪な種”と時に称される彼女は、そのカリスマ性と並外れた優秀さや冷徹さ故に、
人を引き付けると同時に恐れさせる不思議な存在として描かれていました。

それがサイコパスのようでも、神のようでもあり、謎めいた魅力となっていたと思います。

全体を通して、あまりの胸糞悪さに正直疲れるシーンも多々ありましたが・・・

ずば抜けた優秀さを武器に運命と戦ったロサの可能性を感じさせたラストは清々しく、
それまでのドロドロによるストレスを取り払ってくれました。




●異常なほど人を魅了する言動の裏には、往々にして深い憎しみが隠れていたりするものさ




━━このお話では、慈善事業の難しさや裏事情についても考えさせられました━━
 

 




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12 : 40 : 06 | ★★★篠田節子★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
怒り / 吉田 修一
2015 / 08 / 27 ( Thu )
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●内容● (「BOOK」データベースより)

殺人事件から1年後の夏。房総の漁港で暮らす洋平・愛子親子の前に田代が現われ、大手企業に勤めるゲイの優馬は新宿のサウナで直人と出会い、母と沖縄の離島へ引っ越した女子高生・泉は田中と知り合う。それぞれに前歴不詳の3人の男…。惨殺現場に残された「怒」の血文字。整形をして逃亡を続ける犯人・山神一也はどこにいるのか?『悪人』から7年、吉田修一の新たなる代表作!


●著者● (「BOOK」データベースより)

吉田修一(ヨシダシュウイチ)
1968年長崎県生まれ。97年、「最後の息子」で文學界新人賞を受賞、作家デビュー。2002年『パレード』で山本周五郎賞、『パーク・ライフ』で芥川賞、07年『悪人』で毎日出版文化賞と大佛次郎賞、10年『横道世之介』で柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
 

●基本情報●

発売日: 2014年01月
著者/編集: 吉田修一
出版社: 中央公論新社
サイズ: 単行本
ページ数: 上280p 下254p




●感想●

お盆休みに帰省した時に読みました。

少し時間がたってしまって、あんなに泣きながら読んだのに記憶が薄れているアホな私です。

だからこのブログを続けているのだけれど、感想を書いても過去に読んだものの詳細が思い出せなかったりして。

ちょっと前に「読んだら忘れない読書術」を本屋さんで見た時に、私のためのもの~?と思いましたが、
まだ図書館には入っていませんでした。

順番待ちもすごいことになりそう


おっと脱線、「怒り」の感想ですね。

おおまかに言うと人を信じること、について考えさせられました。

人を信じることの危険、人を信じることの尊さ、ひっくるめて人を信じることの難しさ・・・。

こういうことを言うとひねくれ者だと思われそうですが、どうやら世の中には善良な人間ばかりというわけではないよう。

このお話でいったら“山神一也”のようなサイコパスがいるのは確かだと思います。

なので、信じるという尊い行為も、相手を間違えると災いをもたらすことになってしまいます。

しかし反対に、人の善良さを信じられなくても悲劇が起こることとなるのです。

人間は皆ひとりよがり。

自分のメガネで自分が見たい世界を見ているもの。

なんだかんだで、その中にきれいなものを多く見ることができる人ほど幸せに近づけるのかな、と思いました。






           

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21 : 12 : 15 | ★★★吉田修一★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
土漠の花 / 月村 了衛
2015 / 08 / 24 ( Mon )
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●内容● (「BOOK」データベースより)

ソマリアの国境付近で、墜落ヘリの捜索救助にあたっていた陸上自衛隊第一空挺団の精鋭たち。その野営地に、氏族間抗争で命を狙われている女性が駆け込んだとき、壮絶な撤退戦の幕があがった。圧倒的な数的不利。武器も、土地鑑もない。通信手段も皆無。自然の猛威も牙を剥く。最悪の状況のなか、仲間内での疑心暗鬼まで湧き起こる。なぜここまで激しく攻撃されるのか?なぜ救援が来ないのか?自衛官は人を殺せるのか?最注目の作家が、日本の眼前に迫りくる危機を活写しつつ謳いあげる壮大な人間讃歌。男たちの絆と献身を描く超弩級エンターテインメント!


●著者● (「BOOK」データベースより)

月村了衛(ツキムラリョウエ)
1963年生まれ。早稲田大学第一文学部文芸学科卒業。2010年、『機龍警察』で小説家デビュー。11年刊行の『機龍警察 自爆条項』が、「このミステリーがすごい!」第9位、第33回日本SF大賞を受賞。12年刊行の『機龍警察 暗黒市場』は、「このミステリーがすごい!」第3位、第34回吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2014年09月
著者/編集: 月村了衛
出版社: 幻冬舎
サイズ: 単行本
ページ数: 349p




●感想●


一気読み!

緊張で浅い息のまま時に唸り、時に堪えられず涙を流しながら。

作者の思う壺、あれこれつまらないことを予想する暇はありませんでした。

次から次と待ち受ける試練に、登場人物一人一人の思いが巧みに織り込まれていて、引き込まれ度マックス。

自分自身の弱さを認めた時に、苦しみながらも克己していくそれぞれの人物像が魅力的でした。


最初から最後まで、嫌いな部分はひとつも無く、ストーリーに没頭しましたが・・・。

特に心を揺さぶられたのは“第二章 土漠”のラスト。

主人公友永が意識の下にあった自分の複雑な感情に思い至ったシーンでは、溜まらず滝の涙状態でした。


しかしこのお話の中でいったい何人が死んだのか。

ページをめくる度に死体が積み上がるような感じと言ったらオーバーでしょうか。

でも、それに不快感は感じませんでした。

実際、日本人には到底信じられないような悲惨なことが今も起こっているのだろう、と思います。

話し合いなど通じない過酷な状況で、戦いを放棄したら選択の余地が無く死が待ちうける世界が・・・。

残念ながら、邪悪な人間もいるし、場合によっては善良な人間も敵になるのです。

安全を守られながら「戦争反対」と叫ぶのは実は簡単なこと。

人類の歴史は戦いの歴史・・・単純に白黒つけられることではないと改めて感じました。





★━━好敵手が、互いを意識し、その結果、互いの優れた技量を身につける、理想的な武人の在り方━━

 そういう厳しく、正しい関係に憧れます。それが通じ合う人間関係の理想だと思いました。





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赤い呪縛 / 小杉 英了
2015 / 08 / 19 ( Wed )
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●内容● (「BOOK」データベースより)

フリーの校正者として働く秋川美苗は、パーティーで出会った大学准教授の葉山郁夫に急速に惹かれていく。結婚を前提に交際をはじめた美苗だったが、ある晩、葉山が寝言で「マリ」とつぶやくのを聞いてしまう。マリは彼が以前つきあっていた女性で、髪を赤く染めた彼女の“呪縛”から逃れられないという。さらに問い詰めると、葉山は自分がマリを殺してしまったかもしれないと告白した。それを聞いた美苗は、思いも寄らない行動に出る…。気鋭の新人が描く愛憎サスペンス長編。
 

●著者情報● (「BOOK」データベースより)

小杉英了(コスギエイリョウ)
1956年、北海道生まれ。関西学院大学文学部卒業。公務員、広告企画業、翻訳業などを経て、現在は自営校正業。第19回日本ホラー小説大賞で大賞を受賞し、2012年『先導者』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2015年06月
著者/編集: 小杉英了
出版社: KADOKAWA
サイズ: 単行本
ページ数: 253p




●感想●

インパクトがある表紙ですね~。
図書館で予約したので、受け取った時ビックリ!
これぞ図書館予約のおもしろさですね。
限りなくゼロに近い予備知識。
帯も付いていないので、まっさらな気持ちで挑むのが楽しいのです。

さてさて感想。
途中までの展開では、ホラー系?と思わせられましたが・・・
違いました~。
読みやすい文章で退屈なしだったのですが、全体としては期待外れだったかな。
登場人物が人間的に好きになれなかったというのが大きな原因かも。

校正者の主人公は、日常でも人の言葉などに間違いを探してしまう性分。
常に苦々しいものを抱えながら減点法で人をジャッジし、分析しています。
この人物設定はすごく好きだったので、思わず期待し過ぎてしまったかもしれません。
そういう設定なら、主人公にはとことん“正しい人”でいてほしかったな~、と。
また、そういう人間が好きになる相手には、もうちょっと深みや葛藤を持たせてほしかったな~、と。
裏切り行為についても、それ以外に道が無かったと思えるくらいの完璧な裏切りなら清々しかったのに。
その点で迷走感を感じたので、残念でした。
でもまあ、私個人の勝手な好みです。
細かい点では好きなところがあるので、これまた勝手に次に期待したいです






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14 : 59 : 47 | ★★★小杉英了★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
舟を編む / 三浦 しをん  (ふりかえり読書録)
2015 / 08 / 11 ( Tue )
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●内容● (「BOOK」データベースより)

玄武書房に勤める馬締光也。営業部では変人として持て余されていたが、人とは違う視点で言葉を捉える馬締は、辞書編集部に迎えられる。新しい辞書『大渡海』を編む仲間として。定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、徐々に辞書に愛情を持ち始めるチャラ男、そして出会った運命の女性。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていくー。しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのかー。


●基本情報●

発売日: 2011年09月
著者/編集: 三浦しをん
出版社: 光文社
サイズ: 単行本
ページ数: 259p

・・・2012年本屋大賞 大賞受賞・・・




●感想●

話題の本はやはり面白いのですねー

思わずぷっと吹き出してしまったシーンがたくさんありました

長編好きの私から見ると、後半の展開があっけなく、正直やっつけ感を感じたのですが・・・

それでもやはり面白いお話でした

例えば、その名の通りの馬締(まじめ)君のバカ真面目さが面白い他・・・

彼の不器用さに共感したり、有能なのにコミュニケーション下手なところに同情したり、
“静かに持続するエネルギーを秘めたところ”に惹かれたり、という具合

馬締君と香具矢さんの似たもの同士ぶりも素敵でした

猫好きな私としては、2人とも猫タイプの人間に思えましたね

群れない、媚びない、自分に忠実

こんな人だったら自分も自然体で接することができるかも?なんて思えました。

同時に、周囲の人達も愛すべきキャラクター。

嫌なタイプの人が出てこないお話はストレス無しで読後感も爽やかでした~



★今まで辞書がどんな風にできるのか、なんて考えたこともなかったのですが、

利き酒ならぬ利き辞書ができたら面白いだろうな~、なんて思いました

で、うちにある辞書なのですが・・・

私が子供のころから使用しているものなので、とにかく情報が古い古い

やはり新しいものを入手しなくちゃかな、という気になりました。

言葉というのはナマモノで、だからこそ面白いのですねー!



関係ないけど、私も“めれん”になるのは程々にしないと~




✿この感想は2013年4月にメモしておいたものです✿





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13 : 05 : 36 | ★★★三浦しをん★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
届け物はまだ手の中に / 石持 浅海
2015 / 08 / 09 ( Sun )
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●内容● (「BOOK」データベースより)

楡井和樹は恩師・益子の仇である江藤を殺した。しかし、まだ終わっていない。裏切り者であるかつての親友・設楽宏一にこの事実を突きつけなければ、復讐は完結しないのだ。設楽邸に向かった楡井は、設楽の妻、妹、秘書という三人の美女に迎えられる。息子の誕生パーティーだというのに、設楽は急な仕事で書斎にいるという。歓待される楡井だが、肝心の設楽はいつまで経っても姿を見せない。書斎で何が起こっているのかー。石持浅海が放つ、静かなる本格。


●著者情報● (「BOOK」データベースより)

石持浅海(イシモチアサミ)
1966年愛媛県生まれ。九州大学理学部卒。’97年、鮎川哲也編『本格推理(11)』に「暗い箱の中で」が初掲載。2002年『アイルランドの薔薇』でカッパ・ノベルスの新人発掘プロジェクト「KAPPA-ONE」より本格デビュー。独特な舞台設定と緻密な論理展開に定評がある本格ミステリー作家。現役の会社員でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2013年02月17日頃
著者/編集: 石持浅海
出版社: 光文社
サイズ: 単行本
ページ数: 201p




●感想●

終わってみれば・・・
ギャグのように感じられるようなお話でした

全体を通して、子どもはもちろん、3人の女性陣がアホの集団に見える瞬間が多々。
それに関して主人公の楡井が大真面目に思考していたりするのがまたアホに見えるというアホ大会。
最後に真相が解明されるシーンでは・・・。
親友の設楽がまた期待を裏切らないアホ。
「そう行っちゃいますか」という感じの脱力の展開が逆に新鮮で、清々しくもありました。
ラストの展開のような脳天気さがあれば、世の中のたいていの苦悩は無いものにできるかも~
まさか、そこにそのような学びがあるとはね。
…と言うわけで、読後感は意外によかったのがなんとも。
自分も脳天気モードに突入したのか? いやいや、もともとでした



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10 : 25 : 10 | ★★★石持浅海★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
鸚鵡楼の惨劇 / 真梨 幸子    (ふりかえり読書録)
2015 / 08 / 07 ( Fri )
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●内容● (「BOOK」データベースより)

一九六二年、西新宿。十二社の花街に建つ洋館「鸚鵡楼」で惨殺事件が発生する。しかし、その記録は闇に葬られた。時は流れて、バブル全盛の一九九一年。鸚鵡楼の跡地に建った高級マンションでセレブライフを送る人気エッセイストの蜂塚沙保里は、強い恐怖にとらわれていた。「私は将来、息子に殺される」-それは、沙保里の人生唯一の汚点とも言える男の呪縛だった。二〇一三年まで半世にわたり、因縁の地で繰り返し起きる忌まわしき事件。その全貌が明らかになる時、驚愕と戦慄に襲われる!!


●著者情報● (「BOOK」データベースより)

真梨幸子(マリユキコ)
1964年宮崎県生まれ。2005年、『孤虫症』で第三十二回メフィスト賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2015年07月07日頃
著者/編集: 真梨幸子
出版社: 小学館
サイズ: 文庫
ページ数: 421p




●感想●

読んでいる最中は退屈なし。

真相が知りたくて、どんどん読み進みました。

結果的には作者に騙された私。

予想とは違ったストーリーでした。

特に四章を読んで脱力。

さんざんドロドロを見せられた後に、少しの純粋と希望があったか、と思いきや・・・

救われませんでしたねー

でも、人の気持ちのすれ違いなんて、そんなものですよね。





✿この感想は2014年9月にメモしておいたものです✿





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18 : 02 : 25 | ★★★真梨幸子★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
黒冷水 / 羽田 圭介
2015 / 08 / 06 ( Thu )
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●内容● (「BOOK」データベースより)

この憎悪はどこから生まれたのか?兄と弟の壮絶な家庭内ストーキング。史上最年少・17歳。第40回文芸賞受賞作。


●著者情報● (「BOOK」データベースより)

羽田圭介(ハダケイスケ)
1985年10月19日生まれ、一七歳。埼玉県在住。現在、都内高校三年在学中。2003年、『黒冷水』で第40回文芸賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2003年11月30日
著者/編集: 羽田圭介
出版社: 河出書房新社
サイズ: 単行本
ページ数: 265p



●感想●

この本、何度か図書館で借りては、読めずに返却するということを繰り返していました。
どういうわけか、タイミングが悪く忙しくなってしまったりして。

で、今回読みきったわけですが・・・

こういうストーリーだったのか~!
これ、17歳の時に書いたってすごいですね!!
兄弟間の確執を、こんなにリアルに描くとは驚きです。

こういう場合、どうしても長子に感情移入してしまう私。
弟の姑息なテクニックや、お母さんの対応等には憤慨しました。
何故、公平なジャッジをしないのかと。
このお話でも触れていた通りに、弟には弟の言い分があるのでしょうけれど。
なので、きれいに終わると見せかけて一捻りあったラストにも納得。
愛と憎しみが混ざり合った複雑な心情が表現できていたと思います。






       
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21 : 31 : 29 | ★★★羽田圭介★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
火星の話 / 小嶋 陽太郎
2015 / 08 / 06 ( Thu )
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●内容●(出版社より)

自称火星人の女の子が転入してきた。彼女の名は佐伯尋。とんでもキャラでクラスから浮きまくる佐伯さん。でも僕は佐伯さんと下校し、太鼓をたたき、星空を見上げ、彼方の火星に思いを馳せる。切ない青春物語。


●内容●(「BOOK」データベースより)

私の本当のおうちはとっても遠いの。十八歳の誕生日には火星に帰らなきゃー転校してきた佐伯さんは、まわりから頭のおかしな人と思われていた。でも、僕はそんな彼女のぽつんとした背中が気になってしかたがない。夏休みの補習、夜のグラウンド、ゲームセンターー僕と彼女は大切な時間を過ごす。そして、先生が唱えた呪文をきっかけに、世界はぎゅるぎゅるぎゅると回り出し…コジマ・マジック炸裂!デビュー2作目にして、早くもフシギ青春小説の金字塔!


●著者情報●(「BOOK」データベースより)

小嶋陽太郎(コジマヨウタロウ)
1991年、長野県松本市生まれ。信州大学人文学部在学中。2014年、『気障でけっこうです』で第16回ボイルドエッグズ新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2015年04月24日頃
著者/編集: 小嶋陽太郎
出版社: KADOKAWA
サイズ: 単行本
ページ数: 302p



●感想●

ああ、青春
主人公のピュアな世界がまぶしかったです。
この年になっても…青春モノにはギュッとなりますねー。
積極的に求めはしないけれど、小説や映画で触れるとやっぱりいいな、と思います。
なぜなら、それは失われるものだから。
いつのまにか大人になっていて、渦中には意識しないものだから。

このお話でいえは、現実を知った時に、主人公ほ大人になったということですね。
生きるために強くなったと同時に、失ったものがあるとすれば切ない。

生物は生きて命をつなぐことが大前提ですから・・・。
この世界の物語は、自分のそれだけではないのです。
痛い思いを経験して、学習して、その分純粋さは失われるのかもしれませんが・・・
だからこそ立ち止まった時に、失くしたものをどこかに見たいのかな。
そして束の間、切ない気分に浸るのです~




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20 : 51 : 01 | ★★★小嶋陽太郎★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
火花 / 又吉 直樹
2015 / 08 / 04 ( Tue )
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●内容情報●(「BOOK」データベースより)

お笑い芸人二人。奇想の天才である一方で人間味溢れる神谷、彼を師と慕う後輩徳永。笑いの真髄について議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。神谷は徳永に「俺の伝記を書け」と命令した。彼らの人生はどう変転していくのか。人間存在の根本を見つめた真摯な筆致が感動を呼ぶ!「文學界」を史上初の大増刷に導いた話題作。


●著者情報●(「BOOK」データベースより)

又吉直樹(マタヨシナオキ)
1980年大阪府寝屋川市生まれ。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑い芸人。コンビ「ピース」として活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2015年03月
著者/編集: 又吉直樹
出版社: 文藝春秋
サイズ: 単行本
ページ数: 148p



●感想●

芥川賞受賞のニュースで湧いた日、ちょうどこの本が手元にありました。
図書館に予約していて、やっと順番がまわってきたところだったのです。
タイミングの良さに気をよくして読み始めたので、すんなり読了。
一言で感想を言えば、私はこのお話、好きだと思いました。
登場人物の真面目さ、純粋さ、それゆえの馬鹿さ・・・。
後半は涙涙でした。
人間って、こうやって関係を育むものなんだなー・・・。
いい大人の私ですが、今まできちんと人間関係を育んでこなかった一匹猫(オオカミほど強くない)なもので・・・。
そんなところに着目したりして。

それと気になったのが・・・
神谷が主人公徳永の容姿を模倣したことに対して、徳永が複雑な感情を抱くシーン。
自分にもそういう経験が何度もあったので、その時のことがフラッシュバックしてしまいました
あの時、手作りしてまで模倣された箏には唖然としたなぁ。
周りの人に「そういう映画があったよ『ルームメイト』っていうの」と言われ、やはり異常なレベルだよな~、と納得したっけ。
強烈な思い出は封印していても、ひょんなきっかけで現れるものですね。
ひょんなきっかけがこのお話だったわけですが・・・
おかげでものすごく個人的な思いが感想に引っ付いてしまい、ものすごく散漫に。
でもそういうものが引っぱり出されたということは、それだけ心に引っかかるものがあったということで・・・
当事者感が強まり面白いことでした。
決して長くないお話でしたが、そこに著者の経験や思いが詰まっていたのかな。
だからこそ自分の深いところが刺激されたのでは、という気がします。
思わず次回作に期待♪



★そういえば、ちょっと前に読んだ「神様の裏の顔/元お笑い芸人の藤崎翔さん著」も普通に面白かったな~。
 又吉さん、世間ではいろいろ言われていますが、負けずに実績を積み上げていってほしいと思います。




●「平凡かどうかだけで判断すると、非凡アピール大会になり下がってしまわへんか? ほんで、反対に新しいものを端から否定すると、技術アピール大会になり下がってしまわへんか? 本で両方を上手く混ぜてるものだけをよしとするとバランス大会になり下がってしまわへんか?」

●「一つだけの基準を持って何かを測ろうとすると眼がくらんでしまうねん。たとえば、共感至上主義の奴等って気持ち悪いやん? 共感って確かに心地いいねんけど、共感の部分が最も目立つもので、飛び抜けて面白いものって皆無やもんな。」

●人を傷つける行為ってな、一瞬は溜飲が下がるねん。でも、一瞬だけやねん。そこに安住している間は、自分の状況はいいように変化することはないやん。他を落とすことによって、今の自分で安心するという、やり方やからな。その間、ずっと自分が成長する機会を失い続けてると思うねん。

●でも僕達は世間を完全に無視することは出来ないんです。世間を無視することは、人に優しくないことなんです。それは、ほとんど面白くないことと同義なんです。

●生きている限り、バッドエンドはない。僕達はまだ途中だ。これから続きをやるのだ。





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09 : 21 : 52 | ★★★又吉直樹★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
「ひとり力」を鍛える暮らし方 / 清水信子
2015 / 08 / 02 ( Sun )
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●内容●(「BOOK」データベースより)

現役の料理研究家が教える、食べることから防犯のコツまで、70代からの「とっておきの」暮らし方。


●目次●(「BOOK」データベースより)

第1章 私の暮らし(年賀状は出していません/人さまにものを差し上げるのは難しい ほか)/第2章 年齢とのお付き合い(年のとり方は人それぞれ/車の運転はやめました ほか)/第3章 食べることについて(腸年齢は20代/“だし”さえあれば ほか)/第4章 楽しみを増やしましょう(服の色を味方につけて/たかがエプロン、されどエプロン ほか)


●著者情報●(「BOOK」データベースより)

清水信子(シミズシンコ)
東京生まれ。料理研究家。懐石料理から惣菜まで幅広く手がけ、テレビ、ラジオ、雑誌、料理講習会などで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2015年01月28日頃
著者/編集: 清水信子
出版社: 講談社
サイズ: 単行本
ページ数: 159p




●感想●

年を重ねても元気に生き生きと暮らしている人は素晴らしいと思います。

そういう人は体はもちろんなのですが、頭と心が強い!

美学を持ち、人に頼らず、堂々と生きている姿にはただただ尊敬してしまいます。

自分もそんな風に生き切れたらいいな、と思ったりして。

残念なことに内容はすぐ忘れてしまったりするのですが、刺激を受けるのは楽しいです。






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08 : 44 : 08 | ★★★清水信子★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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