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ひかりをすくう / 橋本 紡 (ふりかえり読書録)
2015 / 07 / 30 ( Thu )
9784334745981.jpg








●内容情報●(「BOOK」データベースより)

私にとって、ありふれた日常が最良の薬になった。注目の著者が、ひとの可能性を描く切実な物語。
智子は、仕事を辞めることにした。評価の高いグラフィックデザイナーだったが超多忙の生活を送るうちに、パニック障害になってしまったのだ。一緒に暮らす哲ちゃんも賛成してくれた。職場で知り合った哲ちゃんはひと足先に仕事を辞め、主夫として家事をこなしている。哲ちゃんは智子が最初にパニック障害で倒れたときも病院に付き添ってくれた、料理の上手なパートナーだ。
ふたりで都心から離れ、家賃の安いところで、しばらく定職を持たずに生活することにした。
ひょんなことから不登校の女子中学生、小澤さんの家庭教師を始めることになった。そして、小澤さんがひろってきた捨て猫のマメ。3人と1匹の生活はつつましくも穏やかに続く。やがて薬を手放せなかった日々がだんだんと遠いものとなっていった。そんなある日、哲ちゃんの元妻から電話があって……。

●著者情●(「BOOK」データベースより)

橋本紡(ハシモトツムグ)
三重県伊勢市生まれ。第四回電撃小説大賞で金賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

●基本情報●

発売日: 2006年07月
著者/編集: 橋本紡
出版社: 光文社
ページ数: 246p



●感想●

現実にありそうなお話でした。
ものすごい大事件が起こるわけではないけれども、充分に(?)ある苦しみ・・・。
根底にその苦しみが居座っている中での静かな苦闘。
生きていれば誰もが、何かしら抱えているものだよなー、と改めて思いました。

頑張ってしまう性分の人はしんどくても表に出すのが苦手だから、苦労など無いと周囲に思われがち。
弱音を吐くのが苦手で限界を超えてもなお頑張ってしまっているのに、その真の姿はなかなか理解されません。
そんな中、自分を抑圧して自分を責めているから、臨界点を過ぎると途端にどす黒いものが噴出したりするのですね。
それでもなお、“いい人”の仮面をかぶろうとし、そのポジションに固執したりして
まるで自分のために生き生きとしてはいけないという重荷を自ら課しているようで、罰ゲームのような人生ですね~。
実は私自身もそういう傾向が強いタイプなので、手に取るように理解できる感覚でした。

でも、人生には“ひかりをすくう”ような、すばらしい瞬間がある・・・。
辛くて苦しくて惨めで情けなくて、最悪で最低な状態が続いている中にも、見ようと思えば光は見える・・・。
作者はそのひとつのことを伝えたかったのかな、と思えるようなお話でした



●世の中は決してきれいなことばかりではない。そして不思議なことに、きれいではないことが、見方を変えればものすごくきれいだったりする。そのどちらが正しいのか、いったい誰にわかるだろう。

●人という生き物は、夜空に散らばる星の並びにさえも、さまざまな形を見るのだ。勝手に壮大な神話やら物語やらを生み出す。もしなにかを見つけたのなら、本来の意図や意味など気にせず、その見つけたものを大切にすればいいのだ。

●無限の可能性を持っているのは、子供だけではないのだ。だいぶ限られてしまったけど、わたしたちにだって、まだまだたくさんの可能性がある。もちろん、いいことばかりだとは限らない。泣きたくなることもあるだろう。自らの歩みを呪うこともあるだろう。それでも、わたしたちは生きていくしかない。わたしはそして知っている。人生には、時にとてもすばらしい瞬間もあるのだと。



✿この記録は2014年3月にメモしておいたものです✿






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22 : 11 : 35 | ★★★橋本紡★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
迷宮 /  中村 文則
2015 / 07 / 29 ( Wed )
9784104588053.jpg




●内容●(「BOOK」データベースより)  

密室状態の家で両親と兄が殺され、小学生だった彼女だけが生き残ったその事件は「僕」が12歳の時に起きた。「僕」は事件のことを調べてゆく。「折鶴事件」と呼ばれる事件の現場の写真を見る。そして…。巧みな謎解きを組み込み、エンタテインメントをのみ込む、渾身の長編。
 

●著者情報●(「BOOK」データベースより)

中村文則(ナカムラフミノリ)
1977年、愛知県生まれ。福島大学卒業。2002年、『銃』で新潮新人賞を受賞してデビュー。04年、『遮光』で野間文芸新人賞、05年、『土の中の子供』で芥川賞、10年『掏摸』で大江健三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2012年06月
著者/編集: 中村文則
出版社: 新潮社
サイズ: 単行本
ページ数: 185p




●感想●

ずっと不安を煽られているような気分になる本でした。

それなのに先が読みたくなる展開で、不安定な気持ちを抱えたまま先に先に・・・。

こういう場合、無理矢理辻褄を合わせた感全開の期待外れなラストにがっかりするパターンが多い気がするのですが・・・

そんなことはありませんでした。

最悪なラストを連想させる流れだったけれど、超バッドエンドではなかったのが救いでしたね。

徹底して陰鬱な世界の中に見えた少しの希望が、まるで悪人に見出した長所のようでした。

いい人に欠点を見た時には心底がっかりしたりするのに、悪人に長所を見た時には好意的に見れたりするのと同じ。

不公平で、自分本位甚だしいですが・・・人の評価なんてそんな風だったりしますよね。





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17 : 07 : 14 | ★★★中村文則★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
キャロリング / 有川 浩
2015 / 07 / 26 ( Sun )
9784344026599.jpg



●内容●(「BOOK」データベースより)

クリスマスにもたらされるささやかな奇跡の連鎖ー。有川浩が贈るハートフル・クリスマス。


●著者情報●(「BOOK」データベースより)

有川浩(アリカワヒロ)
1972年高知県生まれ。『塩の街』で電撃小説大賞・大賞を受賞し、2004年デビュー。俳優の阿部丈二と演劇ユニット「スカイロケット」を結成し、『旅猫リポート』『ヒア・カムズ・ザ・サン』の舞台化を自ら手がけるなど、演劇の世界へも挑戦の幅を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2014年10月
著者/編集: 有川浩
出版社: 幻冬舎
サイズ: 単行本
ページ数: 367p




●感想●

Xmas時期のお話を、うだるような暑さの中読みました。

最近、本はできるだけ図書館で借りるようにして読書しているので・・・
読みたいときに読みたい本を読むことができません

でも、おかげで以前に比べて本が増え続けることもなくなりました。
本当は衝動にまかせて、何も考えずに読みたいのですけれどね~。

で、暑い中読んだクリスマスの季節のお話・・・。
難解さがなく、読み手の願望通りにストーリーが転がっていく感じの本でした。
それでも嫌じゃなかったのは、登場人物たちの魅力ゆえですね。
中でも、心に傷を持っているがまっすぐな人間の大和俊介がよかった。
彼の魅力で成り立っているお話だと思いました。
この本に限らず、読書の際は登場人物の顔を自然に思い浮かべながら読む私ですが・・・
なぜか今回は登坂広臣さんの顔でした。
でも、このお話はすでにドラマになっていて、演じたのは三浦貴大さんだったのですねー。
折原柊子役は優香さんかー、私のイメージとはちと違うなあ。
…って、ものすごく独りよがりですけれどね。

フィクションとはわかっていても、人の純粋さに触れると読みながら号泣するパターンのアホな私ですが・・・
今回は2箇所でやられました。
どちらもクライマックス・・・。
レイと赤木が絡むシーンと、大和が航平のメモを読んでからのシーン。
朝から涙ゴーゴーで、暑さで汗だくで・・・
これは少し痩せたかもな~、なんていうのは当然、ただの願望に終わったのでした






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08 : 36 : 41 | ★★★有川浩★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
女王はかえらない / 降田 天
2015 / 07 / 25 ( Sat )
9784800235473 (1)



●内容情報●(「BOOK」データベースより)
片田舎の小学校に、東京から美しい転校生・エリカがやってきた。エリカは、クラスの“女王”として君臨していたマキの座を脅かすようになり、クラスメイトを巻き込んで、教室内で激しい権力闘争を引き起こす。スクール・カーストのバランスは崩れ、物語は背筋も凍る、まさかの展開にー。二度読み必至!伏線の張りめぐらされた学園ミステリー。2015年第13回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。


●基本情報●

発売日: 2015年01月
著者/編集: 降田天
出版社: 宝島社
サイズ: 単行本
ページ数: 317p



●感想●

読んだのはいつだったか・・・。
まだ寒い時だったような。

感想を書こう書こうと思いながら時間ばかりが過ぎ・・・
細かいところは忘れてしまいました~
でも、こんなこと言うのはなんですが、忘れてもよかったようなストーリーだったかな。
勘が鈍い自分にしては予想的中で“まさかの展開”とは感じなかったし・・・。

なんだかんだ言ってもやはり・・・
小学生の人間関係のドロドロが胸糞悪かったなーということと、
想定内のストーリー展開だったということ以外憶えていないというのが正直なところ。
うろ覚えの割に辛口評価・・・。
作家さんにとっては大迷惑であろう、ワタクシ得意のパターンでした。
悪しからず~




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