誘拐児 / 翔田 寛
2011 / 11 / 30 ( Wed )

これは読むのがしんどかった

どの人物にも感情移入できなかったせいか、
お話に入り込めなくて・・・

おまけに私にしては珍しく、怪しいなと思った人物がドンピシャのクロだったのもガックリ

それでも後半お話が動くところは一気に読みました。


あくどさも慈悲深さも混ざり合った人間という存在に複雑な感情を味わったラストでした。



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23 : 57 : 27 | ★★★翔田寛 ★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
シューマンの指 / 奥泉 光
2011 / 11 / 25 ( Fri )
シューマンの指






●内容● (「BOOK」データベースより)

シューマンに憑かれた天才美少年ピアニスト、永嶺修人。彼に焦がれる音大受験生の「私」。卒業式の夜、彼らが通う高校で女子生徒が殺害された。現場に居合わせた修人はその後、指にピアニストとして致命的な怪我を負い、事件は未解決のまま30年の年月が流れる。そんなある日「私」の元に修人が外国でシューマンを弾いていたという「ありえない」噂が伝わる。修人の指に、いったいなにが起きたのか。鮮やかな手さばきで奏でる“書き下ろし”長篇小説。


●著者●(「BOOK」データベースより)

奥泉光(オクイズミヒカル)
1956年、山形県生まれ。国際基督教大学教養学部人文科学科卒業。同大学院修士課程修了(博士課程中退)。現在、近畿大学教授。1993年『ノヴァーリスの引用』で野間文芸新人賞、1994年「石の来歴」で芥川賞受賞。2009年『神器 軍艦「橿原」殺人事件』で野間文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2010年07月
著者/編集: 奥泉光
出版社: 講談社
サイズ: 単行本
ページ数: 314p





●感想●


ピアノは弾きますがクラシックには疎い私。

シューマンのあれこれを語られても理解できないというのが正直なところです。

「トロイメライ」は聴いたことあるな~、なんてレベルなので

ただメジャーではない音楽への偏った趣味は理解できますよ~

私自身、今のヒットチャートはほとんどが爽やかすぎ&ポップすぎで苦手ですから

歌詞も曲も、もっとお腹にドスドスくるようなの来い!とね。

で、何が好きで何が嫌いか、語れる場があれば語り明かしたいくらいなのですよー

修人のように一人よがりに、その世界がわからん奴を小バカにしながらね。

って、一緒にするなってことですよね~、ハイ



この本、はっきり言ってまどろっこしい展開のお話なのですが・・・

意外に嫌いじゃなかったです。

何がってその屈折した世界がね。

外面を整えておきながら、内で悶え猛っている様がね。

一人の人間の内面を覗き見たという感覚で楽しめました。


ただ、ミステリー的内容を期待しちゃうと、ガックリしちゃうかもしれませんね~

なので、他人様にはオススメできないお話でしたっ






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14 : 08 : 51 | ★★★奥泉光 ★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
優しいおとな / 桐野 夏生
2011 / 11 / 25 ( Fri )
優しい大人




●内容● (「BOOK」データベースより)

家族をもたず、信じることを知らない少年イオンの孤独な魂はどこへ行くのか―。


●著者● (「BOOK著者紹介情報」より)

桐野/夏生
1951年、金沢市生まれ。成蹊大学卒。93年『顔の降りかかる雨』で江戸川乱歩賞、98年『OUT』で日本推理作家協会賞、99年『柔らかな頬』で直木賞、2003年『グロテスク』で泉鏡花文学賞、04年『残虐記』で柴田錬三郎賞、05年『魂萌え!』で婦人公論文芸賞、08年『東京島』で谷崎潤一郎賞、09年『女神記』で紫式部文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

単行本: 306ページ
出版社: 中央公論新社 (2010/09)
発売日: 2010/09




●感想●

近未来の日本。

格差が進み荒れた社会に生きる子供。

孤独なサバイバルの中、主人公のイオンは記憶の中の兄弟を探すのですが・・・。




このお話のテーマは絆でしょうか?

どんなに荒廃した世の中でも、人は人のつながり無しには生きられないのでしょうね。

自由を選ぶ代償に孤独になったイオンでも、結局求めたのは兄弟の存在。

そして“優しいおとな”でした。

それらに求めた絆は、目を向ければすぐそばにあるもの、でもあったのですが。



ラスト、なぜか「フランダースの犬」を思い出してしまいました。

救いのあるような、ないようなお話でしたねー。




親は子供を守るのが本能なのでしょうが、
 現実にはそんなシンプルなことができない大人が増えている気がします。

 子供時代に子供として存在することの大切さを感じました。


 虐待など、あきらかな人権損害だけではなく、
 子供の意志を無視した過剰な干渉・偏った教育の結果・・・

 知識はあっても、利己的な故に世の役に立たない“オトナコドモ”が溢れているような・・・。







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11 : 35 : 18 | ★★★桐野夏生★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
光 / 三浦 しをん
2011 / 11 / 10 ( Thu )

津波という天災によって・・・

家族や、当たり前だと思っていた環境や、思い描いていた未来など、多くのものを奪われた少年から広がるお話でした。

この内容ではやはり3.11の震災のことを思わずにはいられませんでした。

容赦ない自然の猛りによって日常を奪われた人達が実際に多くいることを思わずには・・・。



自分の意思とは無関係に起こってしまう悲劇。

それは天災によってもたらされるだけではなく、いろいろな場面で起こる可能性があるものです。

そして思い知る一人の人間の無力さ・・・。


このお話では生きること=苦しむこと としてとらえられている気がします。

しかし、一方で生き続ける者のたくましさも描かれているのです。

未来は不確かで、何の保証もないけれど、それを受け入れ苦しみを受け入れた者はたくましい。


結局は・・・生物として、死ぬまで生きるしかないということですね。

直前に読み終わった「球体の蛇」に続いて、微妙な読後感でした。



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23 : 57 : 12 | ★★★三浦しをん★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
球体の蛇 / 道尾 秀介
2011 / 11 / 10 ( Thu )


全体的に陰鬱な空気が漂うお話でした。

タイトルからミステリー風な内容かな?と想像したのですが・・・

ちょっと違いました

人の身勝手な本質を見せられて息苦しいような気分になりましたね。



お話の中には「星の王子さま」からの引用が度々出てきますが・・・

自然に自分がそれを読んだ小学生の頃を思い出しました。

当時何回か読み返したのですが、いまひとつ理解できなかったんだよなー

でも、この本を読んで、“呑み助”のお話とかが久々に蘇ってきましたね。

酒を飲む事をはずかしく思い、それを忘れるために酒を飲むって・・・

とっても矛盾していますが、ありがちですよね。

この「球体の蛇」の主人公もまさに、矛盾を抱え、みっともない内面を抱えた人物でした。

いや、主人公だけではなく、周りを取り囲む人達もそうでしたね。

人の醜い面を描いたという点ではリアルだったのかもしれませんが、
自分も例外ではなくそういうものを抱えている者として、どんよりとしましたね~。




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19 : 14 : 36 | ★★★道尾秀介★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
よろずのことに気をつけよ / 川瀬 七緒
2011 / 11 / 04 ( Fri )

この本、まずタイトルに惹かれました。

ホラーテイスト漂う雰囲気というか・・・

まさに、たまにある“タイトル惚れ”でしたね~。


で、いざ読んでみると・・・

初っ端に呪術という言葉が出てきたもので期待が膨らみました。

小説の中限定で禍々しいものに触れるのはけっこう好きなので。



でもね、実はその後、期待に反して新鮮味が感じられなかったり、
無駄な文章で文字数稼いでいるだけのように思えたり・・・

正直、ハズレか、と覚悟したのですが

中盤からどんどん面白くなっていきました

そして後半は一気読みでしたね

悲惨な出来事が発端の割に、人に絶望しないストーリーがよかったと思います。

きれいに作られた感があったとしても、そこに愛を感じられたから泣きました。

呪いが浄化に感じられた瞬間でした。


それと、土地土地の風習、書物に残らない歴史というものに改めて興味がわきました。

そして自分のルーツさえ正確には知らないことにハッとしましたね~。

弟がそれこそ古文書を読んだりして歴史を専門にしているので、今度聞いてみよ。



最後に・・・ひとつ考えさせられたのは、法の限界についてですね。

“いくら呪っても殺しても、彼らは人生を取り戻すことができないのだ”

この言葉はすべての被害者にいえることだと思います。

やるせないですね。




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14 : 25 : 08 | ♡かわいいもの♡ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
屍界〈Narcotic World〉 R/EVOLUTION 9th Mission / 五條 瑛
2011 / 11 / 01 ( Tue )

私にとって五條瑛さんの本は“間違いない”もの。

そしてなぜか必ず泣かされるお話なのです。



これは10作完結予定の革命シリーズの9作目ですが、
今までの登場人物が繋がって厚みのあるストーリーになっていました。

これだけ多くの登場人物を書き込むのは相当なことだと感心するしかありません。

それぞれが自分の人生を生き、その人生が交錯している様は物語の中という気がしませんね。


そして最終章に向けて私が一番気になるのは亮司の運命、それに日本がどうなっていくのかですね。

その他にも邪悪の塊の大川や、すでに大物の風格の向季や、櫂やすみれも・・・

って、気になるのは全員・全部ですね~。



日本人は多国籍の力強さに呑まれてしまうのかもしれない・・・

亮司が恐怖を感じるシーンが印象的でした。

そしてそれは、そのまま今の日本にも言えることなのではないかと思いました。

植物でも、生物でも日本のものは繊細で外来種に負けてしまっている現状がありますからね~

どう変化するのかはわかりませんが、日本本来の良さは失いたくないものです。



おっと、脱線しましたが、どんな結末になるのか、ドキドキです~






奇声を上げ、ポテトやパイを粘土のようにこね回している子供を無視して、お喋りに夢中な母親たち。制服で煙草を吸っている男子生徒と、その隣で必死に化粧をしている女子生徒。
――いつか、みんな殺してやろう。いつか必ず。

この殺意が理解できてしまう私って・・・




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00 : 28 : 53 | ★★★五條瑛★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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