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仏果を得ず / 三浦 しをん
2011 / 09 / 19 ( Mon )

文楽にはひとつも興味がなかった私ですが・・・

面白く読めました。

最近読んだ「サクリファイス」もそうでしたが、専門的なことを知らなくても
説明じみていない説明がさり気なく読み手を助けてくれる感じでした。


全体を通して・・・

すべてを捨てても惜しくないと思えるものに出会えた時の充実感が溢れていました。

それが主人公をはじめとする登場人物達を生き生きをさせていましたね。

時にヘタレだけど素直で親しみやすい健、奔放な銀太夫、一癖ある兎一郎・・・

いやな人物が一人も出てこないのが清清しい後味につながりました。


いろいろあった末に主人公が辿りつくのは「文楽を全うするために長生きする」という気持ち・・・。

一生の目標があるってすごいことですね。

自分はいつもふらふらと生きてきたタイプなので単純にいいな、と思いました


読み終わった後にふと文楽の動画をいくつか見てみたのですが・・・

ん~~~・・・

ホンモノを見たら見る目が変わるのかな~、と不謹慎な感想ですみませんっ




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07 : 58 : 14 | ★★★三浦しをん★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
Nのために / 湊 かなえ
2011 / 09 / 12 ( Mon )

人は突き詰めると独りよがりな内面をもっているものだと私は思っています。

そういう観点から見ると真の理解がいかに難しいものか・・・。

理解したつもりでも、それは“自分なり”のものだという気がします。

なので各登場人物の独白の符合・相違は面白く読めました。

しかし・・・

愉快なお話ではなかったので、ストレスが残りましたね~

登場人物が皆屈折していてストレートではない人々なので・・・

“Nのための思いやり”がいくつもから回りしている感じ

つらく悲しいエピソードも作者のイマジネーションだと思うと微妙な心境になりました。

普段はあまりそんなことは考えないのですが、どうしてでしょう。

先が知りたくて一気に読みましたが、本を閉じてどよーん

ま、あまり好きなお話ではなかったということですね~



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19 : 03 : 53 | ★★★湊かなえ★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
サクリファイス / 近藤 史恵
2011 / 09 / 09 ( Fri )

文句無しに面白かった!!

読みやすく簡潔な文章で、退屈なシーンゼロ

自転車ロードレースの知識が全く無くても引き込まれました。

時々読み進むのがもったいないほどドキドキする本がありますが、この本がまさにそれ!

感想もくどくど書きたくない気分です

主要な人物像がよかった!

その美学に泣きました

そして終章で靄が晴れる展開もよかったです!!



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17 : 53 : 00 | ★★★近藤史恵★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
横道世之介 / 吉田修一
2011 / 09 / 09 ( Fri )
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●内容● (「BOOK」データベースより) 

なんにもなかった。だけどなんだか楽しかった。懐かしい時間。愛しい人々。吉田修一が描く、風薫る80年代青春群像。


●著者● (「BOOK」データベースより)

吉田修一(ヨシダシュウイチ)
1968年長崎県生まれ。法政大学経営学部卒業。1997年「最後の息子」で第84回文學界新人賞を受賞。2002年『パレード』で第15回山本周五郎賞、「パーク・ライフ」で第127回芥川賞を同時受賞し、2007年『悪人』で第34回大佛次郎賞、第61回毎日出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2009年09月
著者/編集: 吉田修一
出版社: 毎日新聞出版
サイズ: 単行本
ページ数: 423p






●感想●

私も進学のために田舎から出てきていろいろな経験をした一人なので・・・

世乃介の姿にかつての自分を重ねたリして、最初はほのぼのとした気持ちで読みました。

東京に出てきた時の感覚、いつのまにか変化した自分、
すっかり東京人になってから(?)帰省した時の故郷への新たな気持ち・・・。

そんなことを振り返る自分とまたまた重なるように、大人になった登場人物の回想がはさまれる構成が活きていました。

そして笑いながら読んでいたお話がいつか切ないものに

ストーリー展開だけでなく、自分が失った全てのものにたいしてのなんともいえない気持ちが襲ってきました。

(宗教団体に入ってしまった友達や、無謀な遊びをしていた若さや、一人暮らしの学生特有の自由や、
付き合っていた人が今思うとどんなに自分を大切にしてくれたか当時はわかっていなかったこと等、
思い出されることが今は無いものなんだな、と・・・)

終盤は涙、涙

基本過去は振り返らないし、忘れっぽいドライな私ですが・・・

久しぶりに「○○どうしてるかな?」なんていろいろな人を思い浮かべました。





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16 : 21 : 31 | ★★★吉田修一★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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