十七歳 / 岩井 志麻子
2010 / 09 / 28 ( Tue )
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●内容● (「BOOK」データベースより)

少女は歌舞伎町の暗黒に呑み込まれたのか!?人気の若手エッセイスト林あや美には苦い思い出がある。高校生時代、女友達と夜遊びに出かけた新宿歌舞伎町で、友達が蒸発したのだ。彼女を探し出したい。そんな思いもあって、この眠らぬ街に住みついたあや美の前に現れる奇怪な男女。血まみれの首の女、連続殺人鬼の似顔絵に酷似したストーカー…襲いくる悪意の恐るべき正体とは。
 

●著者●  (「BOOK著者紹介情報」より)

岩井/志麻子
1964年岡山県生まれ。99年「ぼっけえ、きょうてえ」で日本ホラー小説大賞を、翌年に同題の作品集で山本周五郎賞を受賞し、一躍注目を集める。02年『チャイ・コイ』で婦人公論文芸賞、『自由戀愛』で島清恋愛文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)





●感想●

何の考えもなく手に取った本です

その割りに途中は楽しめました

どうなるのか予想ができないストーリーに登場人物・・・

単純に先が知りたいという気持ちで読みましたね

しかし・・・

結末がね~

ひねりはあったのですが、一言で言えばつまらなかった

引っ張って引っ張って期待させられた上で裏切られたようなもんですね

って・・・、勝手に期待した自分が愚か者なんですけどね~

人の悪意や身勝手や鈍感さはたっぷりと見せてもらいましたっ




十七歳十七歳
(2007/09)
岩井 志麻子

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あげくの果て / 曽根 圭介
2010 / 09 / 26 ( Sun )
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表紙の絵が不気味ですね~

この本、「熱帯夜」「あげくの果て」「最後の言い訳」と3つのお話が収録されていましたが・・・

やはりどれも不気味なお話でした~。


まず初っ端の「熱帯夜」、出てくるのはほとんど善意のない人間でしたが、
短くさくっとしたお話だったのであまりダメージを食らわずにすんだのが救いでしたね。

しかし、「あげくの果て」と「最後の言い訳」はよりヘビーなお話でしたっ


例えば「あげくの果て」・・・

近未来、排老主義国家になっている日本がなぜかリアルに思えたり、
経済大国から貧乏国に成り下がったのは高度成長期・バブル世代が原因だという設定に無理を感じなかったり・・・

努力や善意が何の助けにもならない世界が・・・これから我国日本が辿る未来の設計図のようにも思えてしまいましたよ

怖っ


そして「最後の言い訳」・・・

人の温かさ、子供時代の無垢なエピソードが主人公の思い出として描写された後の不条理な結末に脱力しました。

これは現実にはありえないお話なのですが、人間の弱さ・裏切りがやはりリアルでしたね。


全体的に面白くなくはなかったのですが (回りくどい!)・・・

なにせ後味がよくないお話でした~

早いとこ次行かんとっ



あげくの果てあげくの果て
(2008/10/25)
曽根 圭介

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乙女の密告 / 赤染 晶子
2010 / 09 / 26 ( Sun )
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●内容● (「BOOK」データベースより)

京都の大学で、『アンネの日記』を教材にドイツ語を学ぶ乙女たち。日本式の努力と根性を愛するバッハマン教授のもと、スピーチコンテストに向け、「一九四四年四月九日、日曜日の夜」の暗記に励んでいる。ところがある日、教授と女学生の間に黒い噂が流れ…。(わたしは密告される。必ず密告される)-第143回芥川賞受賞。


●著者● (「BOOK」データベースより)

赤染晶子(アカゾメアキコ)
1974年京都府舞鶴市生まれ。京都外国語大学卒業、北海道大学大学院博士課程中退。2004年、「初子さん」で第99回文學界新人賞を受賞しデビューした。2010年「乙女の密告」で第143回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2010年07月
著者/編集: 赤染晶子
出版社: 新潮社
サイズ: 単行本
ページ数: 121p




●感想●


これは・・・

正直読むのがしんどい本でしたね~


乙女の定義とか、生態とか、思わず笑ってしまうような面白い部分もあったのですが・・・

例えば、こんな文章

乙女とはとにかく喋る生き物だ。

乙女とは、信じられないと驚いて誰よりもそれを深く信じる生き物だ。

乙女とはトイレにさえ群れをなして行く生き物なのだ。



そういえば、登場人物のキャラも面白かったと思います。

スピーチの鬼の麗子様はもちろん・・・

一番好きな日本語が吐血という、わけのわからなさ全開のバッハマン教授もよかったですね~。

日ごろ“死ぬ気で生きる”ように言っているというのも笑!


ただ・・・

「アンネの日記」のあのアンネを題材にしている所が、個人的に好きじゃないですね。

どうしても、ふざけが過ぎているんじゃないかという気がしてしまいますから

その辺でストレスがあったので、素直にこの“あほみたいな”世界を楽しめなかったのだと思います。

残念っ



乙女の密告乙女の密告
(2010/07)
赤染 晶子

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桐島、部活やめるってよ / 朝井 リョウ
2010 / 09 / 18 ( Sat )
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●内容● (「BOOK」データベースより)

バレー部の「頼れるキャプテン」桐島が、突然部活をやめた。それがきっかけで、田舎の県立高校に通う5人の生活に、小さな波紋が広がっていく…。野球部、バレー部、ブラスバンド部、女子ソフトボール部、映画部。部活をキーワードに、至るところでリンクする5人の物語。第22回小説すばる新人賞受賞作。


●目次● (「BOOK」データベースより)

菊池宏樹/小泉風助/沢島亜矢/前田涼也/宮部実果/菊池宏樹


●著者● (「BOOK」データベースより)

朝井リョウ(アサイリョウ)
1989年5月生まれ、岐阜県不破郡出身。早稲田大学文化構想学部在学中。2009年、「桐島、部活やめるってよ」で第二十二回小説すばる新人賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2010年02月
著者/編集: 朝井リョウ
出版社: 集英社
サイズ: 単行本
ページ数: 198p






●感想●


表紙やタイトルから軽いイメージを受けたので・・・。

そのつもりで読んでみたら、予想外に泣かされてしまいました

一言で言ってしまえば高校生の日常のお話だったのですが・・・。

学校という世界に流れる暗黙のルールやその世代が持つ特有のストレスがリアルだったと思います。

例えばそれは
目立つトップグループとそれ以外のグループという階層化や、契約しているような友人関係や、
大人ヘの反発と共にある依存や、自意識過剰や、将来への不安だったりするわけですが・・・。

それが嫌味じゃなく、人がもともと持つ孤独感と一緒に描写されていて、ツーンときましたね。

なんといったらよいか、オブラートに包まれた現実にがんじがらめになっている様など・・・。

思ったのですが、葛藤は避けられないことだとしても、自分の好きなものがある人は強いですね。

なんとなくラクに生きるのは実は虚しいこと、なのですよね。


あとは構成が面白いな、と思いました。

タイトルの桐島という人物が、どの章にも間接的にしか登場せず、
登場人物をつなげるキーパーソンの役割という設定が面白かったと思います。








桐島、部活やめるってよ桐島、部活やめるってよ
(2010/02/05)
朝井 リョウ

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いつもの毎日。 / 松浦 弥太郎
2010 / 09 / 18 ( Sat )
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第一章が「衣」、第二章が「食」と「住」、第三章が「仕事」という構成で
松浦弥太郎さんの“いつもの毎日”が綴られている本でした。

松浦さんは自分の好きなものがはっきりしていて、迷いがなく、シンプル志向な方。

なので不思議と、読んでいるこちらまで清々しい気分になりましたね。

別に自分の毎日が変化したわけではないのですが

その中で心に残ったのはこんな文章


●それにしてもつくづく思うのは、よいものがいかに地味かということ。

●特別なもので飾るより、毎日ていねいに掃除をすることが、いちばんよいインテリアだと僕は思っています。

●仕事に追われないためには、来るそばからどんどん、手放していくこと。

●「つもり」なんて言葉は捨ててしまいましょう。潔く、認めてしまったほうがいいのです。やってしまったことは、やってしまったことだと。どんな「つもり」だろうと、目の前にある結果のほうが重いと、覚悟を決めてしまうとさっぱりします。・・・「つもり」というのは個人の勝手な思い、せいぜい「こうだったらいいな」というぼんやりした願望にすぎません。・・・それだけで何も実行に移していないのであれば、それは自分の中で完結しているひとりよがりな空想です。


他にも納得のお言葉が随所に

こんなふうに自分の人生を自分で切り開いている人って素晴らしいですね~。

まさに粋なセンス!

少しでも見習いたいものです~


いつもの毎日。いつもの毎日。
(2010/07/21)
松浦 弥太郎

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夏の庭―The Friends / 湯本 香樹実
2010 / 09 / 18 ( Sat )
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振り仮名が振ってあって、簡潔な文章で・・・

これは児童書だったのですね。

でも大人の私が読んでも笑ったり涙したり、の面白い本でした


「死んだ人が見たい」という動機から、近所のおじいさんを見張り始めた3人組。

子供らしい動機や、そこから生まれる行動・会話が微笑ましくて

自然な成り行きで交流していくおじいさんと3人組にあたたかい気持ちにさせられるのですが・・・


ほのぼのワールドの中に人生についての悩みや気づきが混ざり始め、
ラストは一回り大きくなった3人組の清々しい未来への一歩で締められるお話なのでした。



死んでもいい、と思えるほどの何かを、いつか僕はできるのだろうか。たとえやりとげることはできなくても、そんな何かを見つけたいとぼくは思った。そうでなくちゃ、なんのために生きてるんだ。


このお話の最大のテーマは“生きること”だったような気がします。

この世に生を受けた不思議・・・そして何のために生きるのか・・・そして死について・・・

うーん、最近偶然にもこういうテーマの本をチョイスすることが多い私。

神様が「そろそろ真剣に考えなさいよ」と言ってくれているのかも

死んでもいいと思える何かを見つけた? 全うしている?ってね



夏の庭―The Friends夏の庭―The Friends
(2001/05)
湯本 香樹実

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がらくた / 江國 香織
2010 / 09 / 15 ( Wed )
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旅先、リゾート地の一場面から始まる物語

主人公の目から切り取られたシーンのひとつひとつにあまり大きな展開はないけれども・・・。

なぜか退屈せずに読み進みます。

それは登場人物がおもしろいから。

夫に不可解な距離を保ちつつ、一方で情熱的な何かを持ち続ける柊子。

「私の人生はパーフェクトよ」と言い放つ74年間本ばかり読んできた母桐子。

瑞々しい若さを放ちつつ内部には孤独を抱えるミミ(美海)。

常に刺激を求めるつかみどころのなさが魅力的な夫、原。



最初、柊子夫婦の距離感に違和感を感じた私ですが・・・。

後半、亡くなった夫の思い出の品(がらくた)に囲まれて暮らす人物の出現で理解できましたね。

2人は感情を保存しているのか、と。

だから馴れ合いによる快適さ・理解を恐れているのか、と。

感情から一歩引いた冷静さは、ミミの率直さとは対照的でしたが・・・。

柊子、ミミ、どちらの視点から語られる物語も、受け入れられたのが不思議な感覚です~。

内容のわりには清々しく読めたのがまた謎ですね


がらくたがらくた
(2007/05)
江國 香織

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「1分そうじ」でいつのまにかキレイ!―超カンタンらくらくピッカピカ! / 沖 幸子
2010 / 09 / 08 ( Wed )
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こういう本、たまに読みたくなるんですよね

・・・っていうか、たまに自分のモチベーションを上げたい時に読む、と言った方がいいですね。

この本は何回か読んでいますが、最初に読んだ時は・・・まずタイトルに惹かれましたね~。

1分と言い切っちゃってますから

そして内容もシンプル。

一言で言えば、そうじはこまめにチャッチャとやっちまいな的内容です。

そのためにはモノは少なく70%収納で、とかタオルはすぐ手に取れるように用意する、とか
基本はおさえなくてはいけませんけれど


常に感じていることですが・・・

そうです、できる人はマメなんです。

思い立ったらやる!

考えるだけではなくやる!

とにかくやる!

そこが私のようなグータラ人間と決定的に違う所ですねっ。

私などは「そうじしなくちゃ。でも、めんどくさい。本でも読むか。」となり・・・

活字の世界に逃避するのです (→結果片付かない

いけませんね~。

最近はちょっとの刺激ではモチベーションも上がりにくい状態。

ますます逃避する悪循環な日々なのです~



「1分そうじ」でいつのまにかキレイ!―超カンタンらくらくピッカピカ!「1分そうじ」でいつのまにかキレイ!―超カンタンらくらくピッカピカ!
(2008/04)
沖 幸子

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今日の「いのち」のつかい方―ペイフォワードな生活のすすめ / 日野原 重明
2010 / 09 / 08 ( Wed )
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この本のテーマはペイフォワード。

私も前に映画を見ました。

でも、ものすごく感動したことは覚えているのですが、細部は忘れかけています



人からいいことをしてもらった時、その相手に恩返しするのが“ペイバック”なら・・・

他の誰かに違う形でその善意を広げていくのが“ペイフォワード”



日野原先生は言います。

いのちとは、自分に与えられた時間だと。

くよくよ、イライラと暮らすのも、うきうき、にこにこ過ごすのも同じいのちをつかっていると。

そしてたいていの人が悩むときや苦しいときは、自分だけがよくなるように欲望を燃やしているときが多いということです。



「有名になりたい」「お金持ちになりたい」「尊敬されたい」「愛されたい」

そんな気持ちを切り替えて

「喜ぶ笑顔が見たい」「人の役に立ちたい」「幸せにしてあげたい」「元気にしてあげたい」

善意の気持ちを人に向けたら、一切の悩みから開放されるそう・・・。



自分の乏しい経験からも、そのことは理解できます。

自分の欲ばかりで生きている人は皮肉にも幸福から遠ざかるものなのですね~。

できる限りペイフォワード的生活で、自他共にいのちを大切にしたいものです




今日の「いのち」のつかい方―ペイフォワードな生活のすすめ今日の「いのち」のつかい方―ペイフォワードな生活のすすめ
(2008/04)
日野原 重明

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夜のチョコレート / 森 瑶子
2010 / 09 / 07 ( Tue )
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20年くらい前のエッセイですが・・・

目に付いたので読んでみました。

内容は20歳前後の若い女性向けのエッセイ(ご指導・お説教)でした。

“カフェバー” “渋カジ” “W浅野” “ボディコン” “ディスコ”・・・

時代を感じさせるワードが満載でしたね~。

そしてこの本、ご本人も最後のページで意地悪エッセイとしていらっしゃいましたが・・・

ホント、内容はごもっともなことなのですが、文章がきつすぎて、疲れましたね~。

だらしないことを下着が汚れていそう、と表現したりね。

人前で髪をいじるのは性的誇示に等しい→陰毛を触って見せるのと大差ないと言いきったり。

当時はこういう辛口がよかったのでしょうか?

エッセイは時代を反映する文章なのですね~。

しかしバブルの頃とはうって変わり・・・それこそ時代が変わった現在ですが・・・

52歳で亡くなられた森瑤子さん、もしも今の若者を相手にしたらどんなアドバイスをしたのだろう?
なんて想像してしまいましたね。

今なら斎藤薫さんなどが女性向けに生き方やおしゃれ等のエッセイをたくさん出していますが・・・。

もっと手厳しくバシバシ発破をかけてくれたのではないでしょうか。

ガン宣告を毅然と受け、身辺整理をして逝ったという話もうなずける、自分への厳しさを持った方ならではのお言葉が聞けたのではないかと・・・。



言葉を発する時も、手紙を書くときも、自分ではなく相手のことを主にする、というテクニックは
本当に効果的だと思いました。
「人間というのは、自分のことを他人がどれだけ気にしていてくれるか、ということに最大の関心がある動物なのである」という説も納得。
洞察力があって自分のことも他人のことも考えつくした方だったからこそ言える台詞だったのでしょう。


夜のチョコレート (角川文庫)夜のチョコレート (角川文庫)
(1992/11)
森 瑶子

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モンスター / 百田 尚樹
2010 / 09 / 07 ( Tue )
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美醜がテーマの本でした。

あまりにも“ブス”に生まれたばかりに辛酸を嘗めて生きてきたヒロイン。

彼女は整形で美しく変身することを選びますがその目的は・・・。

真の幸福を遠ざけてまで、幼稚園の頃の初恋の人と結ばれることでした。

その思いを究極の形で全うするラストでしたが、複雑な読後感でしたね

全体を通して・・・面白かったとは言えないお話でした~



特徴的だったのは、心理学の講師や整形外科医の言葉によって“美”のセオリーがちょくちょく語られること。

たとえば、美人のバランスは平均値であるとか、人は魅力的な容姿の人を見ると知能や性格等の中身までよい人だと無意識に思い込むといった説など・・・。

このテのことは知っていたのでさして驚きはありませんでしたが、美しいということは戦力になるのだな~、と改めて感じましたね。

私個人の考えで言うと・・・美とは若さと健康なのではないかと思っています。

退廃の美とか、いろいろな美があるので、この考えは些か強引なのですが・・・。

植物も、動物も、生殖の用意が整った若く健康な時期が一番美しいのではないかな~、と思ったりして。

そんな観点からも、美しいということは特に異性に大きなアピールになることは確かですね。

しかし人の魅力はそれだけではない、というのも確かだと思います。

あとは、現実には整形もほどほどにしないと気持ち悪い顔になりますね~、不思議とね



モンスターモンスター
(2010/03/25)
百田 尚樹

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20 : 17 : 37 | ★★★百田尚樹★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
四十九日のレシピ / 伊吹 有喜
2010 / 09 / 04 ( Sat )
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●内容● (「BOOK」データベースより)

熱田家の母・乙美が亡くなった。気力を失った父・良平のもとを訪れたのは、真っ黒に日焼けした金髪の女の子・井本。乙美の教え子だったという彼女は、生前の母に頼まれて、四十九日までのあいだ家事などを請け負うと言う。彼女は、乙美が作っていた、ある「レシピ」の存在を、良平に伝えにきたのだった。家族を包むあたたかな奇跡に、涙があふれる感動の物語。


●著者● (「BOOK」データベースより)

伊吹有喜(イブキユキ)
1969年三重県生まれ。中央大学法学部卒。2008年『風待ちのひと』(『夏の終わりのトラヴィアータ』改題)で第三回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2010年02月
著者/編集: 伊吹有喜
出版社: ポプラ社
サイズ: 単行本
ページ数: 262p





●感想●


これは・・・

やられました

前半から涙が止まらなくて・・・

あまりにも涙が止まらないものだから・・・

この調子でいくとダイエットになるんじゃないかと邪な考えがチラついたくらいです

当然そんなことはなかったですけれど


この本、なんといっても登場人物のキャラがいいですね。

魅力的だったり共感するところがあったりして引き込まれます。

その上、難しい言葉が無く、文章がとても読みやすいです。

なのに浅くない。

そしてリアリティがある。

なのでダイレクトに心に訴えるものがあるのですね・・・。

きっと人生には何かが必要だ。
食って寝て起きての日々を鮮やかに彩る何かが。幸せな気持ちを作り出す何かが。
笑い、喜び、驚き、ときめき、期待する、心を動かす美しい何かが。


その“美しい何か”がこの本の登場人物にもたらされますように・・・そんな気持ちにならずにはいられせんでした。

そしてそれは、そのまま自分の身近な人達への祈りのような気持ちにも繋がったのです。

「振り返るな。
振り返ったらいかん、人生は短いぞ。」


ホント、そうですね。

しかし私、最近読んだ本のほとんどでこのことを感じているのですが

これって年取ったってことなのかな~

でも、人生は短い・・・これはきっと真実ですね。

・・・というわけで・・・ファンタジーっぽくもあるこの本、オススメの一冊がまた増えましたっ



四十九日のレシピ四十九日のレシピ
(2010/02/16)
伊吹有喜

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11 : 04 : 54 | ★★★伊吹有喜★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
サヨナライツカ  / 辻 仁成
2010 / 09 / 04 ( Sat )
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●内容● (「BOOK」データベースより)

「人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと愛したことを思い出すヒトとにわかれる。私はきっと愛したことを思い出す」。“好青年”とよばれる豊は結婚を控えるなか、謎の美女・沓子と出会う。そこから始まる激しくくるおしい性愛の日々。二人は別れを選択するが二十五年後の再会で…。愛に生きるすべての人に捧げる渾身の長編小説。


●著者● (「BOOK」データベースより)

辻仁成(ツジヒトナリ)
1959年東京都生まれ。89年「ピアニシモ」ですばる文学賞受賞。97年「海峡の光」で第一一六回芥川賞受賞。99年「白仏」でフランスの文学賞であるフェミナ賞を日本人として初めて受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2002年07月
著者/編集: 辻仁成
出版社: 幻冬舎
サイズ: 文庫
ページ数: 267p






●感想● 


辻仁成さんって面白い人ですよね

外見にしても、行動にしても、既成概念にとらわれないというか・・・

かっこいいとは思わないけれど・・・

アウトロー好きの私としては、とそのままマイウェイ行っちゃって~、と声援を送りたくなるタイプです。

それと、想像するにきっと後悔の無い生き方なんじゃないかな、と感じたりしますね~。



彼の本は大昔に「ピアニシモ」を読んだきり(しかも内容については記憶喪失)だった私ですが・・・

今回は中山美穂さん主演で話題になった映画の原作「サヨナライツカ」を読んでみました。

第一部「好青年」を読んでいる時は正直、むむ~ぅ、イマイチピンとこないと思いがっかりしたのですが・・・

第二部「サヨナライツカ」で持ち直しましたね。

人生を二度生きることができる人はいない。
人生を最初からやり直すことができる人もいない。
人生とはつまり取り返しが付かない一瞬一瞬の連続でもある。


お話の中に出てくる文章ですが・・・

第二部はまさにこれを痛感する内容になっていました。

若い時には時間は限りなくあるように錯覚するものですが・・・

悲しいことに人生は無限ではないのですね。

きっと誰にでも、終わりの時はあっけなくやってくるのでしょう。

だからこそ、その一瞬一瞬を無駄にしてはいけませんね。

ラスト近くは涙でしたが・・・ただの恋愛小説でなくてよかったです







サヨナライツカ (幻冬舎文庫)サヨナライツカ (幻冬舎文庫)
(2002/07)
辻 仁成

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サヨナライツカ [Blu-ray]サヨナライツカ [Blu-ray]
(2010/06/25)
中山美穂西島秀俊

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11 : 03 : 55 | ★★★辻仁成★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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