君の隣に / 本多 孝好
2016 / 03 / 12 ( Sat )
君の隣に





●内容● (「BOOK」データベースより)

横浜・伊勢佐木町で風俗店『ピーチドロップス』を営む大学生・早瀬俊。彼は進藤翼という少女と二人で暮らしていた。深い翳を宿す青年・早瀬と、非の打ち所がない少女・翼。店の常連客、翼の担任教師、老いた元警官など周囲の人物たちから、少しずつ早瀬と翼の秘密が明かされていくー。埋めることのできない「喪失」。「生と死」を描いてきた著者が投げかける新たな傑作!この物語の行く末は?驚嘆のミステリー!!


●著者● (「BOOK」データベースより)

本多孝好(ホンダタカヨシ)
1971年、東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。1994年に「眠りの海」で、第16回小説推理新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2015年06月11日頃
著者/編集: 本多孝好
出版社: 講談社
サイズ: 単行本
ページ数: 335p





●感想●

表紙に惹かれて図書館で借りました。
ダウンヘアーだけれど、足元がトウシューズを履いているよう見えたので・・・
読んでいくうちに、バレエとは関係なく・・・ダンスを表現した絵だったことが判明。
しかもそれほど重要な要素でもなかったかな。

ストーリーは・・・
貸出を延滞してしまっていて、本を慌てて返したので詳細には思い出せません
そんな状態でも印象に残っているのは、登場人物全員が痛みを抱えてもがきながらも生きていること。
それぞれにうまくいかない現実と何とか折り合って、最終的には少しの救いを得ていること。

中でも私が一番心動かされたのは殺人犯の男の章でした(名前忘れました
なんと皮肉なストーリーかと!
邪悪な人間によってダークサイドに堕ちた彼が恐れの象徴にしていた“妹”は純粋で愚鈍で・・・
恐れるどころか、救わなければならないような存在だったという・・・。
他の章は明らかに救いがあって、最終章などは希望の未来を想わせるような流れでしたが、この章だけはちょっとだけ違っていました。
でも、彼にとっては苦しみを終わらせるのが一番の救いだったのでしょうね。

まとめると、少しの希望、少しの温もりで皆なんとか生きている、ということでしょうか。
それがゼロになるのが一番きつい状況なのでしょう。





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チェーン・ポイズン / 本多 孝好
2009 / 05 / 23 ( Sat )
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●内容● (「BOOK」データベースより)

誰にも求められず、愛されず、歯車以下の会社での日々。簡単に想像できる定年までの生活は、絶望的な未来そのものだった。死への憧れを募らせる孤独な女性にかけられた、謎の人物からのささやき。「本当に死ぬ気なら、1年待ちませんか?1年頑張ったご褒美を差し上げます」それは決して悪い取り引きではないように思われたー。新境地を開いた驚愕のミステリー。


●著者● (「BOOK」データベースより)

本多孝好(ホンダタカヨシ)
1971年、東京都生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。’94年、「眠りの海」で第16回小説推理新人賞を受賞。’99年に刊行された『MISSING』で注目を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2008年11月
著者/編集: 本多孝好
出版社: 講談社
サイズ: 単行本
ページ数: 332p





●感想●

絶望・・・そして希望の物語でした。

「もう死にたい」
呟いたのは未来に絶望し、孤独に疲れた36歳OL。
それに対し、謎の人物が提案します。
「一年我慢すれば、私が楽に死ねる手段を差し上げます」
一年後の“死”を心の支えに、日々を消化するOLですが・・・。

「もう死にたい」と思っていた“おばちゃん”が、
偶然通うことになった児童養護施設で図らずも人を必要とし、必要とされるようになる過程は・・・。
読んでいてすごく惹きつけられました。
文章も好きな感じだし、明と暗の対比がなんともいえず・・・。
でも明が勝っていたラストでほっとした自分がいました。

このお話の構成は読者の誤解を誘っていますよね。
まんまとハメられたクチですわ、私。
で、それがラストの複雑な読後感につながるのですねー。

思いがけず濃~く入り込めたので、本多孝好さんの他の本も読んでみたくなりました

それと、テーマではないけれども、被害者が救われない社会や裁判システムについて
  またまた憤りを感じましたね。
  だからといって解決策が思い浮かばないのがもどかしいです・・・。
 




チェーン・ポイズンチェーン・ポイズン
(2008/10/30)
本多 孝好

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