地下の鳩 / 西 加奈子
2016 / 09 / 28 ( Wed )
地下の鳩






●内容● (「BOOK」データベースより)

大阪最大の繁華街、ミナミのキャバレーで働く「吉田」は、素人臭さの残るスナックのチーママ「みさを」に出会い、惹かれていく(「地下の鳩」)。オカマバーを営む「ミミィ」はミナミの人々に慕われている。そのミミィがある夜、客に殴り掛かる(「タイムカプセル」)。賑やかな大阪を描いて人気の著者が、街の「夜の顔」に挑んだ異色作。


●目次● (「BOOK」データベースより)

地下の鳩/タイムカプセル


●著者● (「BOOK」データベースより)

西加奈子(ニシカナコ)
1977年テヘラン生まれ。カイロ、大阪で育つ。2004年『あおい』でデビュー。07年『通天閣』で織田作之助賞、13年『ふくわらい』で第1回河合隼雄物語賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2014年06月10日頃
著者/編集: 西加奈子
出版社: 文藝春秋
サイズ: 文庫
ページ数: 248p




●感想●


うーん、あんまり好きじゃなかったなー。
登場人物が自分に自信が無かったり、何かを恥じていたり、満たされていなかったりのいずれかの状態で・・・
リアルなのかもしれないけれど、しんどい世界でした。
痛みを抱えながら生きて、時に自分を欺き、これ以上傷つかない無意識操作をしたりする姿は、こちらとしてはわざわざイメージしたくもないという感じ。
あ、でもそういう部分に共感することもあるから、要は自分は惹かれない人物設定だったということですね。

本編と主人公を変えたサイドストーリー、2つのお話が収録されていましたが、どちらかというと「地下の鳩」より「タイムカプセル」の方が好きかな。
おかまのミミィの内面に少し共感できるところがあったから。
・・・とはいってもえげつないエピソードにはげんなりしましたけれど・・・
まあ、人なんて勝手なもんで、自分のフィルターで他人を見ているという部分はうまく描かれていたと思います。





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17 : 44 : 33 | ★★★西加奈子★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ふくわらい / 西 加奈子
2013 / 09 / 03 ( Tue )
9784022509987.jpg



一気読みしました。

退屈しない文章だったからです。

しかし文章が面白いと思う一方で・・・

実は、正直、よくわからないなー、と思う部分がたくさんありました。

例えば登場人物の感性が理解できない点。

脳内ふくわらいの術は独特だし。

主人公の不動心は時に異常に思えるし。

極めつけはラスト。

そこでなぜ脱ぐか!とつっこみたくなりました。

その感性、やっぱり理解できんわ。

ネットにあがっちゃったら消せないのよッ!

なーんて、小説内の人物に説教したくなりましたよ。

まあ、そんなことを言っても、実際自分以外の人間の感性なんて、ほとんど理解できないものなのでしょうけれど。


それにしても「先っちょだけ」をこれだけ真面目にとらえたお話はそう無いんじゃないか、と思いました。

「好きだから先っちょだけでも」のお話から、それこそ人間理解の先っちょまで広がった~

ここで重要なのは、それを言っても不快に感じないような人物に「先っちょ・・・」を言わせていることですね。

そういう、不快感一歩前の“寸止め”テクニックは見事だったのではないでしょうか。



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19 : 17 : 07 | ★★★西加奈子★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
漁港の肉子ちゃん / 西 加奈子
2013 / 02 / 24 ( Sun )
9784344020498.jpg




最初は退屈さえ感じていたのですよ

なかなか読み進めなくて

言い回しは新鮮だったりするけれど、薄い内容の本なのかな?と・・・



しかし・・・

やられた

作者に対して人の悪ささえ感じそうなやられた感


後半は泣きながら読みました

一人だったので声を上げるほど泣きました

これは・・・あまりの純粋さを見せられた時の私の反応です


途中のチョウチンアンコウのお話も泣けた

運動会もいい話だった

母親のエピソードも泣けた

他にもいろいろ・・・

もう泣きっぱなしで「あとがき」でとどめを刺されました


振り返ってみたら私、西加奈子さんには泣かされっぱなし

だいたい序盤では乗り切れずに読んでいるのに、
終盤でコロリとやられるパターンを繰り返しているのです~



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12 : 25 : 21 | ★★★西加奈子★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
きりこについて / 西 加奈子
2009 / 06 / 21 ( Sun )

 きりこは、ぶすである。
この一文から始まるお話・・・。

いやー、正直言って前半はしんどかったですっっっ
40ページくらいのところで、ほとほと疲れはてて、最後まで読むのを放棄したくなったくらい。

猫好きなので、表紙に惹かれたのですが、
猫好き人間にとって、猫がエライということは当然のことだしなー、とため息

ぶすきりこの日常もたいして面白くないし。

でも・・・。
途中でやめなくてよかった・・・な後半でした。
とっても簡単な表現なのに、ピリッとくるものがさりげなく散らばしてありましたね。
作者の論理的でバランスがとれた思考が垣間見れた感じ。

自分は容れ物も中身も込みで自分。
自分がしたいことをかなえてあげるのは自分。
自分を受け入れ、他を受け入れて、死ぬまで生きたいね


きりこについてきりこについて
(2009/04/29)
西 加奈子

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うつくしい人 / 西 加奈子
2009 / 06 / 18 ( Thu )
9784344016347.jpg





●内容● (「BOOK」データベースより)

他人の苛立ちに怯え、細心の注意を払いながら重ねていた日々を自らぶちこわしにした百合。会社を辞め、「ただの旅行」で訪れた島のリゾートホテルのバーにいたのは、冴えないがゆえに百合を安心させるバーテンダー坂崎と、暇を持て余す金髪のドイツ人、マティアスだった。美しい瀬戸内海の離島、そこしかないホテルで不思議に近づく三人の距離。地下には、宿泊客が置いていく様々な本が収められた図書室がある。本に挟まっていたという一枚の写真を探すため、ある夜、三人は図書室の本をかたっぱしから開き始めるー。会社を逃げ出した女、丁寧な日本語を話す美しい外国人、冴えないバーテンダー。非日常な離島のリゾートホテルで出会った三人を動かす、圧倒的な日常の奇跡。


●著者● (「BOOK」データベースより)

西加奈子(ニシカナコ)
1977年テヘラン生まれ。カイロ、大阪で育つ。関西大学法学部卒業後、2004年『あおい』でデビュー。05年、二作目の長編『さくら』が25万部を超えるベストセラーになる。07年『通天閣』で織田作之助賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2009年02月
著者/編集: 西加奈子
出版社: 幻冬舎
サイズ: 単行本
ページ数: 226p







●感想●


西加奈子さんって、こんな作風なんだっけ?
まず思ったのがそれです。
だって・・・。
主人公がとことんいやな人間だったから。
自分が無いくせに自意識過剰、判断基準は他人の評価
人にも自分にも意地悪な世界の住人・・・。
正直、読んでいてストレスが積み重なっていくのを感じました。
でも、タイトルが「うつくしい人」ですからね。
そのまま終わることはなく・・・。
旅先の出会いがきっかけとなり、彼女は自分を取り戻し、
自分を縛っていた姉(=うつくしい人)への思いを改めたのでした

――私は誰かの美しい人だ。私が誰かを、美しいと思っている限り。――

自分の心が美しいものを見ようとすれば、世界は美しい。
悪を見ようとすれば地獄・・・ということでしょうか。
内面が投影されるのですねー困り顔






うつくしい人うつくしい人
(2009/02)
西 加奈子

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11 : 09 : 51 | ★★★西加奈子★★★ | トラックバック(1) | コメント(2) | page top↑
きいろいゾウ / 西 加奈子
2008 / 07 / 24 ( Thu )
きいろいゾウ






●内容● (「BOOK」データベースより)

その昔。少女は、病室できいろいゾウと出会った。青年は、飛ばない鳥を背中に刻んだ。月日は流れ、都会に住む一組の若い夫婦が、田舎の村にやってきた。妻の名前は、妻利愛子。夫の名前は武辜歩。ツマ、ムコさんと呼び合う、仲のよいふたりだった。物語が、いま、はじまる。最新にして最深の、恋愛長編小説。


●著者● (「BOOK」データベースより)

西加奈子(ニシカナコ)
77年5月、イラン・テヘラン市生まれの大阪育ち。関西大学法学部卒業。04年『あおい』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2006年03月
著者/編集: 西加奈子
出版社: 小学館
サイズ: 単行本
ページ数: 426p






●感想●


かわいらしい言葉のセンス。
淡々とした文章。
正直自分の好みではない軽さを感じるのですが・・・。

途中途中泣かされるんですよね。
不覚にも。
西加奈子さんの本を読むのは3度目なのですが、前回もそうでした。

命の摂理みたいなものを悟らされる瞬間がある、というのかな。
ガラにもなくピュアな感覚を一瞬 (一瞬かいっ) 取り戻した私でした~。

きいろいゾウきいろいゾウ
(2006/02/28)
西 加奈子

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さくら / 西 加奈子
2008 / 06 / 29 ( Sun )
さくら 西







●内容● (「BOOK」データベースより)

ヒーローだった兄ちゃんは、二十歳四か月で死んだ。超美形の妹・美貴は、内に篭もった。母は肥満化し、酒に溺れた。僕も実家を離れ、東京の大学に入った。あとは、見つけてきたときに尻尾にピンク色の花びらをつけていたことから「サクラ」と名付けられた十二歳の老犬が一匹だけ。そんな一家の灯火が消えてしまいそうな、ある年の暮れのこと。僕は、実家に帰った。「年末、家に帰ります。おとうさん」。僕の手には、スーパーのチラシの裏に薄い鉛筆文字で書かれた家出した父からの手紙が握られていたー。二十六万部突破のロングセラー、待望の文庫化。


●著者● (「BOOK」データベースより)

西加奈子(ニシカナコ)
1977年、イラン・テヘラン市生まれ。大阪育ち。関西大学法学部卒業後、フリーライターなどを経て、2004年に『あおい』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2005年03月
著者/編集: 西加奈子
出版社: 小学館
サイズ: 単行本
ページ数: 380p





●感想●
うわー
また泣かされた~
ずっしりへヴィーな後半は腹立たしいほどだっ!
しかしこの本、心動かされたのは確かでしたが・・・。
再読はしたくないお話でしたねー。
この感じは映画『ミリオンダラー・ベイビー』の鑑賞後の気持ちに似ている気が・・・。

「生まれてきてくれて、ありがとう。」

377ページの中で、一番グッときた言葉です。
何があっても、その言葉を思い出すことができれば・・・。

「生まれてきてくれて、ありがとう。」
(自分を含めて、誰に対して言ってみても)
救われるんじゃないか・・・そんな気がしました







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