乱心タウン / 山田 宗樹          ★★★
2017 / 09 / 04 ( Mon )
乱心タウン










●内容● (「BOOK」データベースより)

紀ノ川康樹は超高級住宅街の警備員。資産はあるがクセもある住人達を相手に、薄給にもめげず、万全のセキュリティのため日々仕事に邁進していた。ある日、パトロール中に発見した死体を契機に、康樹は住人達の欲望と妄想に巻き込まれていくー。閉鎖的な空間で暮らす人々の視野が歪に変貌していく様を鋭く描いた痛快エンターテインメント小説。


●著者● (「BOOK」データベースより)

山田宗樹(ヤマダムネキ)
1965年愛知県生まれ。98年「直線の死角」で第一八回横溝正史賞を受賞。2003年に発表した『嫌われ松子の一生』は、映像化もされ大ベストセラーとなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2012年10月
著者/編集: 山田宗樹
出版社: 幻冬舎
サイズ: 文庫
ページ数: 653p








●感想●

選民思想の極みのような人々が住む街マナトキオ。
そこに住まうことは最高のステイタス。
しかし、皆から羨まれる立場の住民たちは、一皮むけば満ち足りていない人間ばかり。
地位やお金があっても幸せではない状態。
そんな街を舞台に起こる群像劇でした。

マナトキオの住民が利己主義で傲慢なので、頻繁にもやもやする展開ですが・・・
彼らが嫌な奴らだからこそ、ぎょっとするラストが活きるのですね。
こういう時の自分は、日常生活で出てしまうとヤバい、「裁きたい病」が発症している状態です。
これが出てしまうと許すという行為が困難になってしまい、わりと支障があります。
なので、読書によって、悪い奴に天誅を食らわせる願望を叶えておくのは意外に効果的なのです。
・・・ということで、私は“正しい人”が好き。
正しくて筋が通っている登場人物が活躍するお話であれば、たいていのアラはスルーで絶賛するという単純バカでーす



━━この感想は2017年4月27日にメモしておいたものです━━







  

      
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百年法(上・下) / 山田宗樹
2017 / 03 / 15 ( Wed )
百年法




●内容● (「BOOK」データベースより)

原爆が6発落とされた日本。敗戦の絶望の中、国はアメリカ発の不老技術“HAVI”を導入した。すがりつくように“永遠の若さ”を得た日本国民。しかし、世代交代を促すため、不老処置を受けた者は100年後に死ななければならないという法律“生存制限法”も併せて成立していた。そして、西暦2048年。実際には訪れることはないと思っていた100年目の“死の強制”が、いよいよ間近に迫っていた。経済衰退、少子高齢化、格差社会…国難を迎えるこの国に捧げる、衝撃の問題作。


●著者● (「BOOK」データベースより)

山田宗樹(ヤマダムネキ)
1965年愛知県生まれ。98年「直線の死角」で第18回横溝正史賞を受賞。2003年に発表した『嫌われ松子の一生』は、映像化もされ大ベストセラーとなった。『百年法』で初めてのSF巨編を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2012年07月
著者/編集: 山田宗樹
発行元: 角川書店
発売元: KADOKAWA
サイズ: 単行本
ページ数: 上394p・下413p





●感想●

タイトル・設定…自分好み!
期待して読み始めましたが、何やかんやで忙しく、休み休みの読書になってしまいました。

それでも後半は一気読み!
群像劇ですが、やはり重要キャラの仁科ケンが魅力的でしたね。
彼が出ている章は読むのが単純に面白かったと思います。

生と死を含めた人間のあり方、そこにつながる国、政治のあり方・・・
現実世界でも抱えている問題点がそこにありました。
利己主義による腐敗も、自己犠牲による再生も・・・。
近い将来に現実に問われるのではないかというそれらがリアルでした。
人間という存在は、生き方によって善にも、悪にも転ぶのだなぁ。

私が惹かれる人物像はいつも決まってケンのようなタイプ。
物事を俯瞰して見れる冷静さを持ちながら、魂はあくまで善良なカリスマ。
自分の理想といってもいいと思います。
現実には・・・
よりよく生きたいという思いは持っているものの、それを邪魔する“我”を手懐けられない日々を送っていまーす







●死があるからこそ、生は輝く。死の喪失は、生の喪失にほかならない。


●「科学的に立証された事実です。我々が現実だと思い込んでいるこの世界も、各自が勝手に作り上げている妄想のようなものなんです。少なくとも、記憶上は」


●日々の何気ない出来事や出会った言葉が、いつの間にか、人の進むべき道を方向付けていく。後から振り返っても、どれか一つを選んで原因だと特定することは難しい。生きるとは、そういうものではないか。


●残念なことに、人が危機に備えることの必要性を納得するのは、たいてい、危機に呑み込まれてしまった後なのです。










  


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