悪いものが、来ませんように / 芦沢 央 ★★★★☆
2018 / 03 / 21 ( Wed )
悪いものが、来ませんように






●内容● (「BOOK」データベースより)

助産院に勤める紗英は、不妊と夫の浮気に悩んでいた。彼女の唯一の拠り所は、子供の頃から最も近しい存在の奈津子だった。そして育児中の奈津子も、母や夫、社会となじめず、紗英を心の支えにしていた。そんな2人の関係が恐ろしい事件を呼ぶ。紗英の夫が他殺死体として発見されたのだ。「犯人」は逮捕されるが、それをきっかけに2人の運命は大きく変わっていく。最後まで読んだらもう一度読み返したくなる傑作心理サスペンス!


●著者● (「BOOK」データベースより)

芦沢央(アシザワヨウ)
1984年東京都出身。2006年千葉大学文学部史学科卒業。12年『罪の余白』で第3回野性時代フロンティア文学賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2016年08月25日
著者/編集: 芦沢 央
出版社: KADOKAWA
発行形態: 文庫
ページ数: 304p





●感想●


騙された。
途中まで、作者の意図通りに勘違いしていました。
最初はママ友の歪んだ関係を描いた、ありきたりな物語かと思っていましたから。
真相がわかってからは、いろいろが腑に落ちました~。
そこに行くまでに正直退屈も感じたりしたのですが・・・
ストーリーそのものより、その騙された感がメインディッシュなのかな、と思いました。
してやられた感ですね。
なんて言っていても、最後は泣かされましたけどね。
ボディーブローのように効いてくるんですよ、細かい描写が。
娘であり、母親である身としては、はっとするほど共感できる部分があったりね。
どんなに懸命に生きても、人生とは誰もが後悔を抱えるものなのかもしれない、と思いました。






 私はずっと、母を憎んできた。けれど、自分自身が母になると、今度は母を憎みきれなくなった。
 つわりの苦しみ、お産の痛み、そこからも終わりなく続く育児の日々━━一つ一つを経験するたびに、強く等なりきれない事を、どうしようもなく知ってしまった。
 だから鞠絵が梨里を産んだときには嬉しかった。鞠絵もまた、自分を許してくれるのだと信じることができたからだ。
 娘に嫌われたくなかった。ずっと許されていたかった━━でも、そんなふうに願う必要がどこにあったというのか。
 「娘は、母を許さなくていいの」
 嫌ってもいい、憎んでもいいから、幸せになってほしい。




✿✿✿ 2017年10月にメモしておいた感想です ✿✿✿



[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

悪いものが、来ませんように (角川文庫) [ 芦沢 央 ]
価格:648円(税込、送料無料) (2018/3/21時点)

   

      
にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
       
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自分らしさへ
  
ブログランキングです。よかったらクリックお願いします
                 
  111.gif

 
スポンサーサイト

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

23 : 35 : 09 | ★★★芦沢央★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
許されようとは思いません / 芦沢 央     ★★★ 
2017 / 08 / 11 ( Fri )
許されようとは思いません






●内容● (「BOOK」データベースより)

かつて祖母が暮らしていた村を訪ねた「私」。祖母は、同居していた曾祖父を惨殺して村から追放されたのだ。彼女は何故、余命わずかだったはずの曾祖父を殺さねばならなかったのか…究極の選択を迫られた女たちの悲劇を、端正な筆致と鮮やかなレトリックで描き出す、ミステリ短篇集の新たなるマスターピース!磨き抜かれたプロットが、日常に潜む狂気をあぶりだす全5篇。


●目次● (「BOOK」データベースより)

許されようとは思いません/目撃者はいなかった/ありがとう、ばあば/姉のように/絵の中の男


●著者● (「BOOK」データベースより)

芦沢央(アシザワヨウ)
1984年東京都生まれ。2012年『罪の余白』で第3回野性時代フロンティア文学賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2016年06月22日頃
著者/編集: 芦沢央
出版社: 新潮社
発行形態: 単行本
ページ数: 235p





●感想●


たった今、打ち終わった感想を誤って消去してしまいました
ガックリ

そんなことがあると、途中途中で下書き保存をするように気を付けるようになりますが・・・
ついつい痛みが癒えた頃に定期的にやらかしてしまいます
これに負けて間を開けるとますます嫌になってしまうので、自分に鞭打って再び書き(打ち)直しています。


この本、表紙やタイトルに惹かれるものがあったのですが・・・
図書館で当てずっぽうに予約したものなので、私の嫌いな短編集であることに手元に来た時点で気付きました。
(少ない言葉や簡単な表現で深みのある内容を言い表すのが
 最高のすごさだと思っていますが、 それが一番難しい。
 詩や俳句、短編で心を動かすことは超上級テクニックだと思います。
 それだけに、なかなかいいと思えるものに出会えないというのが私の本音なのです。)

それでも好奇心を刺激される展開で集中して読めました。
が、どれも後味の悪いお話で・・・まあ鬱モードの時は“アリ”というか吸い寄せられる世界なのですが、やはり短編ならではの浅さが残念でした。 
あ、でもこれは好みの問題で、よく練られたストーリーだなぁ、と感心はしました。
どのお話も捻りがあって「そう来ましたか・・・」という感じでしたね。

・・・ということで・・・
感想、本当はもっといろいろ書いていたはずなのに・・・もう気力が無くて思い出せません~お粗末失礼しました







    

      
にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ
       
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自分らしさへ
  
ブログランキングです。よかったらクリックお願いします
                 
  111.gif

 

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

01 : 09 : 24 | ★★★芦沢央★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
| ホーム |