下町ロケット / 池井戸 潤
2014 / 07 / 03 ( Thu ) ●内容情報● (「BOOK」データベースより) 取引先大企業「来月末までで取引終了にしてくれ」メインバンク「そもそも会社の存続が無理」ライバル大手企業「特許侵害で訴えたら、…どれだけ耐えられる?」帝国重工「子会社にしてしまえば技術も特許も自由に使える」-佃製作所、まさに崖っプチ。 ●感想● 冒頭は悶々としながら読みました。 正義が通らない世界は嫌なものですね。 汚い手を使ってでも、うまくやったもん勝ちなんて・・・ まっとうに頑張っている人が報われないのは虚しいです。 現実でも、そんな思いを抱えることの多いこと多いこと! 身近なところを見ても、幅を利かせているのはほぼ悪人ですわ。 本当に偉い人は偉そうにしないものですからねー。 このお話、いろいろな難問をクリアして、最後にスカッとするところがいいですね。 トラブルがあっても腐らずできることをし、 思うようにいかない人間関係も、心を広く持ってつなげていく・・・。 佃社長をはじめ、登場人物たちの奮闘には刺激を受けました。 同時に、諦めがはやく、すぐ見切ってしまう私は大いに己を反省したのでした
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