伏 贋作・里見八犬伝 / 桜庭 一樹
2011 / 08 / 24 ( Wed )

犬人間~


このお話で一番際立っていたのは明と暗の運命の対比でしょうか。

光が当たるものには必ず影がある世界の成り立ち・・・。

本人の性質、行動をまるで意味のないものにするような運命の悪戯・・・。

伏姫の辿った道を考えると、虚しいような、切ないような気分に襲われます。


ぐるぐるまわる因果応報の世界を退屈無しで読み進みました

読後感は明るい悲しみといいいましょうか、ヘンな気分でしたね。

敵対関係もひとつの愛の形なのかな、なんて猟師浜路の初恋めいた感情を通して思いました


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18 : 02 : 35 | ★★★桜庭一樹★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
少女七竈と七人の可愛そうな大人 / 桜庭 一樹
2011 / 02 / 01 ( Tue )
少女七








文字数も少なく淡々と読み進めていきましたが・・・

終盤の「五月雨のような」の章で全てが腑に落ちて

泣かせられました!!

なんと純粋な不純!!!




「わたしお母さんという女の人をゆるせるのでしょうか。

こどもに親は選べないとよく言うけれど、親を許すかどうかは、選べますねぇ。

・・・・・・・もしもゆるせたらですね、。

そしたらわたしは、自分をすこしだけ、上等な人間のように思えるでしょう。」





「気にするな。旅は長い。

これから君、いろんなものを見て、失い、大人になって、そうしていつか娘を産んだら、

こんどは自分が、女としてのすべてを裁かれる番だ。」






おっと、母がいて、娘がいる自分には重い言葉でしたね~

切ない気持ちを掻き立てられるストーリーでしたが・・・

不思議と前向きな清清しさを感じる読後感でした












少女七竈と七人の可愛そうな大人少女七竈と七人の可愛そうな大人
(2006/07)
桜庭 一樹

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23 : 37 : 39 | ★★★桜庭一樹★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ブルースカイ  / 桜庭 一樹
2011 / 01 / 26 ( Wed )
ブルー





ストーリーはさておき・・・

私は桜庭一樹さんの文章が好きなんですね~

今まで私が読んだものはほとんど少女が主人公だった気がしますが・・・

その主人公の感性がまたよくて

それって結局は桜庭一樹さんの感性なのでしょうけれどね


この本は設定が工夫されていました。

そのせいか、先が知りたくなって・・・途中退屈せずに読み進めましたね。

そして読み終わってみれば、こんな構造もあるかもね~、なんて気軽に思えました。

世界のシステムが、本当に繋がっているとしたらおもしろいですね

そんな風に思えたせいか、ラストも悲劇的には感じませんでした。

不思議ですね~


軽い感じではありましたが、別世界を覗き見させてもらった感じです






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17 : 36 : 26 | ★★★桜庭一樹★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet / 桜庭 一樹
2011 / 01 / 13 ( Thu )
砂糖






●内容情報● (「BOOK」データベースより)

子供はみんな兵士で、この世は生き残りゲームで。砂糖菓子の弾丸で世界と戦おうとした少女たち…。稀世の物語作家・桜庭一樹の原点となる青春暗黒小説。


●著者● (「BOOK」データベースより)

桜庭一樹(サクラバカズキ)
富士見ミステリー文庫『GOSICK』シリーズで多くの読者を獲得。2004年に同レーベルからこの『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』を刊行し、繊細な少女小説の書き手として一躍脚光を浴びる。その後、一般文芸に活動の幅を拡げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2007年03月
著者/編集: 桜庭一樹
出版社: 富士見書房
サイズ: 単行本
ページ数: 208p







●感想●


―― 子供に必要なのは安心だ ――


主人公の山田なぎさを取り巻く環境は厳しいです。

父親は亡くなり、母親がパート勤めで家計を支えている上に・・・。

兄は優雅なひきこもり。

そんな中、現実に役立つ道しか選びたくない→選べない彼女。

そしてそれを“実弾”と表現し、生活に打ち込む本物の力(実弾)しか撃たないと決めています。

反して現実に役立たないのは砂糖菓子の弾丸・・・。

なぎさは心の中に密かに無力感を隠し、早く大人になりたいと願っているのです。


そしてそんな中、一人の転校生がやってくることからお話が展開します。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


冒頭で“事件”が明かされているので、暗い予想を抱えながら読み進めました。

過酷な条件の中生きる子どもはまさにサバイバーです。

生き残った子だけが大人になる、という表現がありましたが・・・

それを大げさな表現に感じない現実がありますね。

虐待に限らず、子どもを取り巻く環境は意外に厳しいのですよね。

だからこそ、砂糖菓子の弾丸は役に立たないわけで・・・

しかし子どもは運命を切り開いたり身を守れるだけの実弾を持っていないわけで。

そして子どもは親を始め、環境を選べないわけで。


殺伐とした世の中、競争社会の激化などもあり・・・

無条件に安心が与えられている子どもは大人が考える以上に少ないのだろう、とと思いました。




砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない―A Lollypop or A Bullet
(2007/03)
桜庭 一樹

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10 : 15 : 30 | ★★★桜庭一樹★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
荒野 / 桜庭 一樹
2010 / 10 / 13 ( Wed )
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●内容● (「BOOK」データベースより)

恋愛小説家の父をもつ山野内荒野。ようやく恋のしっぽをつかまえた。人がやってきては去っていき、またやってくる鎌倉の家。うつろい行く季節の中で、少女は大人になっていく。


●著者● (「BOOK」データベースより)

桜庭一樹(サクラバカズキ)
1999年「夜空に、満天の星」(『AD2015隔離都市ロンリネス・ガーディアン』と改題)で第1回ファミ通エンタテインメント大賞に佳作入選。2003年開始の〈GOSICK〉シリーズで多くの読者を獲得し、2004年に刊行した『推定少女』『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』が高く評価されて注目を集める。2006年に刊行した『赤朽葉家の伝説』で第60回日本推理作家協会賞を受賞。2008年『私の男』で第138回直木賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2008年05月
著者/編集: 桜庭一樹
出版社: 文藝春秋
サイズ: 単行本
ページ数: 506p





●感想●


題名のわりにはかわいらしい表紙

・・・と思ったら、荒野って女の子の名前だったのですね。

このお話は一人の女の子がこどもから大人へ変化していく過程を追ったものでした。

絶え間なくある女の人との関係を本にしている恋愛小説家のパパが言った台詞↓

「日々ときめくというのは、素敵なことなんだよ。実は・・・・・・・・

まわりの女の人たちを、見てみなさい。大人という生き物は、そうそう、ときめいたりしないものなんだよ」

大人になるほど抱えるものが増えていくから、だんだん純粋な気持ちを失ってしまいがちなのは事実ですね~。

しかし、少女のころの清潔感(内面、外面ともに)を持ち続けるのが理想かもしれません。

そして同時に思うこと・・・無くしてしまってから価値がわかるものもあるのですね~



荒野荒野
(2008/05/28)
桜庭 一樹

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19 : 25 : 07 | ★★★桜庭一樹★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
私の男 /  桜庭 一樹
2009 / 10 / 22 ( Thu )
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●内容● (「BOOK」データベースより)

落ちぶれた貴族のように、惨めでどこか優雅な男・淳悟は、腐野花の養父。孤児となった十歳の花を、若い淳悟が引き取り、親子となった。そして、物語は、アルバムを逆から捲るように、花の結婚から二人の過去へと遡る。内なる空虚を抱え、愛に飢えた親子が超えた禁忌を圧倒的な筆力で描く第138回直木賞受賞作。


●著者● (「BOOK」データベースより)

桜庭一樹(サクラバカズキ)
1999年、「夜空に、満天の星」(『AD2015隔離都市ロンリネス・ガーディアン』)で第1回ファミ通エンタテインメント大賞に佳作入選。2003年開始の“GOSICK”シリーズで多くの読者を獲得する。04年に刊行した『推定少女』『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』が高く評価されて注目を集める。07年『赤朽葉家の伝説』で第60回日本推理作家協会賞を受賞。08年『私の男』で第138回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2007年10月
著者/編集: 桜庭一樹
出版社: 文藝春秋
サイズ: 単行本
ページ数: 381p





●感想●


第一章を読んで号泣
桜庭一樹さんの本にはものすごく泣かされます。
今まで読んだものは大まかに“家族”がテーマだったと思うのですが・・・。
その歪んだ姿や、ドロドロの中の純粋さみたいなものに刺激されてしまうのですねー。
どうしようもなく・・・困り顔

しかし読み進むにつれて・・・。
私の予想を上まわった展開に驚きました。
「私の男」 って本当にそのままの意味だったのか、と・・・。
父娘の歴史をさかのぼって、第一章を読んだ時とは別の切なさを感じました。
重くて、切ないのに、「もういや~!!」 とはならない読後感が不思議な本でした。






私の男私の男
(2007/10/30)
桜庭 一樹

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00 : 40 : 03 | ★★★桜庭一樹★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
赤朽葉家の伝説 / 桜庭 一樹
2009 / 09 / 20 ( Sun )

1953年から追った、旧家の三代の女たちのお話―――
時代背景と共に描かれたその各人生は、モンクなしに面白かったです

なかでも赤朽葉万葉の人生には、フィクションということも吹き飛ぶほど魅了されました。
特に穂積豊寿とのプラトニックで強い関係には悶えましたね
感想を書くほどに作品を汚している気がするほど、言葉では言い表せない気持ちを味わいました。
もう、最後の方は号泣状態になりましたよ困り顔

なぜか思いました。
人生って、終わる時が来るんだよな・・・

そんな気持ちになった時に目に入った文章は、ダイレクトに響きましたね。


ようこそ。ようこそ。ビューティフルワールドへ。
悩み多きこのせかいへ。
わたしたちはいっしょに、これからもずっと生きていくのだ。
せかいは、そう、すこしでも美しくなければ。
      


赤朽葉家の伝説赤朽葉家の伝説
(2006/12/28)
桜庭 一樹

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