終末のフール / 伊坂 幸太郎
2011 / 01 / 26 ( Wed )
終末






世界の終末まであと3年。

小惑星が地球に衝突するまでの限られた命。

そんな設定での短編集でしたが・・・。

違う人物にスポットを当てながらもそれぞれがリンクし合う物語は
まさに伊坂ワールドでした。

今まで読んだもので大体共通しているのは
“最高ではないけれど最悪でもない” ストーリー。

そして、最後には人って悪くないかも、という気分にさせらるところですね。

また、これもいつも思うことですが・・・

ここぞの効かせワザがうまいのですね~。

おっと、ここでそのセリフか! みたいな展開のうまさ!

終末という題材を扱いながらも清清しい読後感で、今回もまたやられたっ、という感じです





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終末のフール終末のフール
(2006/03/24)
伊坂 幸太郎

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17 : 41 : 40 | ★★★伊坂幸太郎★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
砂漠 / 伊坂 幸太郎
2010 / 12 / 01 ( Wed )
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●内容● (「BOOK」データベースより)

「大学の一年間なんてあっという間だ」入学、一人暮らし、新しい友人、麻雀、合コン…。学生生活を楽しむ五人の大学生が、社会という“砂漠”に囲まれた“オアシス”で超能力に遭遇し、不穏な犯罪者に翻弄され、まばたきする間に過ぎゆく日々を送っていく。パワーみなぎる、誰も知らない青春小説。


●著者● (「BOOK」データベースより)

伊坂幸太郎(イサカコウタロウ)
1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。2003年上期に『重力ピエロ』、2004年上期に『チルドレン』、2004年下期に『グラスホッパー』が、それぞれ直木賞候補に選ばれる。2004年には『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞、短編「死神の精度」で日本推理作家協会賞短編部門を受賞する。いま、もっとも熱い期待を寄せられている若手作家の一人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


●基本情報●

発売日: 2005年12月
著者/編集: 伊坂幸太郎
出版社: 実業之日本社
サイズ: 単行本
ページ数: 410p




●感想●

途中暗澹たる展開もありましたが・・・

終わってみれば清清しい気分になれるお話でした。

これが伊坂ワールドですよね。

最高ではないけれど最悪でもない・・・

5人の大学生の4年間を追ったストーリーでしたが、いつものように映画を見た後のような読後感でした。

それも純粋だったり、くだらなかったり、いろいろなものがごった煮にされた青春映画。

その中でキャラは違うけれど、全員ひねていない5人組が魅力的でしたね。

破天荒な西嶋はもちろんダントツのキャラですが・・・

片腕を無くしてからの鳥井がまたよかったです。

投げない人間は魅力的ですね!


大学時代がオアシスで社会は砂漠・・・

厳しい現実の中大人は泥沼をもがいているようなものなのです。

だからせいぜい学生時代に楽しんでおかなくてはね・・・

なんてことはまるでない、少なくともひねていない人間ならね~。



砂漠砂漠
(2005/12/10)
伊坂 幸太郎

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22 : 04 : 33 | ★★★伊坂幸太郎★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
死神の精度 / 伊坂 幸太郎
2010 / 05 / 22 ( Sat )
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短編や短編集のあっけなさが好きではない私ですが・・・。

この本はおもしろく読めました。

千葉という名の“死神”が関わるお話という一貫性があるので
短編集という気がしなかったからかな?

それに不思議と短編特有の軽さを感じなかったから、そのせいかな?

そういうところも、さすが伊坂幸太郎さん!と拍手気分でした

お話のほうは・・・。

死神が一般的なそれとは違うイメージで描写されているのがまずおもしろかったです。

“ミュージック”を愛していたり、“仕事”をまじめにやったり・・・。

どうでもいいことですが、この死神・千葉さんの冷静さ、ニュートラルさ、論理的なところは
私の好きな人間タイプと一致します~。

そんな千葉さんのお仕事ぶりを辿っていくわけですが・・・。

どのお話でも痛感することがあります。

それは人は必ず死ぬということ。

途中でこんな描写があるのですが、そのとおりと思いましたね。

――人間というのはいつだって、自分が死ぬことを棚に上げている――

うん、少なくとも私はそうかな。

そうしないとおそらく恐怖にとらわれてしまうのでは、と思います。

でも、この中の『恋愛で死神』と『死神対老女』を読むと( これは泣けた!!
そうならないケースが出てくるんですね~。

死の恐怖にとらわれない方法・・・それは人を愛すること・・・

私の勝手な意見ですが、これが穏やかな死を迎えられる人の共通点ですね~


*****印象に残った文章*****

★誤りと嘘に対した違いはない。・・・微妙な嘘というのは、ほとんど誤りに近い。

★自分と相手が同じことを考えたり、同じことを口走ったりするのって、幸せじゃないですか。
・・・・・たとえば、同じものを食べた後で同じ感想を持ったり、好きな映画が一緒であったり、同じことで不愉快さを感じたり、そういうのって単純に、幸せですよね。




死神の精度死神の精度
(2005/06/28)
伊坂 幸太郎

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13 : 34 : 43 | ★★★伊坂幸太郎★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
グラスホッパー / 伊坂 幸太郎
2010 / 05 / 05 ( Wed )
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伊坂幸太郎さんの本は、軽くて重くて、悲劇で喜劇で・・・。

一筋縄ではいかない、まるで人生の縮図のようですね~

最近読書ペースがスローな私ですが・・・。

後半などはどんどんページをめくりたくなりました。

毎度のことですが、シャレと皮肉が効いた会話がおもしろいですね。

その刺激は、まるで映像から受けるそれのようです。

なんでだろ。不思議ですね~。

さすがだな、と思うのは最初はばらばらに見えた登場人物がうまいことつながっていくこと。

おおっ、そこで出てくるんですか~、なんてね。

しかしこのお話は、それこそ悲劇のような喜劇のような・・・。

登場人物達が淡々と人生のなりゆきを受け止めているのが印象的でした。

・・・いつの間にか生まれて自動的に人生を始めた僕たちに、証拠なんてないのかもしれない。
ブライアン・ジョーンズがローリング・ストーンズにいた証拠がないのと同じで。・・・


うーん、この世って、たしかに自動的に命をつないでできている世界ではありますね。

そして大部分の人は凶暴な群集相に変化しながら、自分を騙し楽しく生きていくのでしょう

グラスホッパーグラスホッパー
(2004/07/31)
伊坂 幸太郎

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09 : 54 : 00 | ★★★伊坂幸太郎★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
チルドレン / 伊坂 幸太郎
2009 / 10 / 25 ( Sun )

あまり短編が好きではない私ですが・・・。
あとがき(?)にあったように、一つの長い物語として楽しめるのと、
短編に特有のあっけなさが無かったので、面白く読めました。

なんといっても気に入ったのは陣内のハチャメチャぶり。
思わず笑ってしまった台詞多数
自己中心的で、いいかげんで、心があるんだか無いんだか微妙なテキトーさを持つ男ですが・・・。
憎めないし、時々ハッとさせられるんですよねー
ファンになりそう
他の登場人物も魅力的で、やはり台詞もイケていて、ストーリーも新鮮でよかったです!

印象に残った文章

「世の中にいい親なんていないよ。でも親に影響を受けない子供もいないんじゃないかな」

「馬鹿馬鹿しいのはいいね」・・・「馬鹿馬鹿しい」のは時に誉め言葉だ。


チルドレンチルドレン
(2004/05/21)
伊坂 幸太郎

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22 : 39 : 46 | ★★★伊坂幸太郎★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
アヒルと鴨のコインロッカー  / 伊坂 幸太郎
2009 / 05 / 31 ( Sun )

二重の構成で進む物語・・・。
そしてすっかり騙されていたことに気付く私・・・。
先日読んだ、本多孝好さんの 「チェーン・ポイズン」 でも騙されたばかりだったのに

このお話では、主要な登場人物が結局死んでしまうことになるので、
普通だったらもっと欲求不満な感じになるところだと思うのですが・・・。
ブータンに救われますねー。
ブータンの今生に限らない因果応報の宗教観に。
ちょっと小説を読んだだけなのに、なんだか影響を受けちゃって・・・。
心清く生きよう、なんて思ったその気になりやすい私です困り顔

あとは、危機意識が低い日本人として、甘えの国に生きる者として、
思わず反省してしまうようなストーリーでした。
根拠のないダイジョーブ感を持っちゃいかんぜよ


アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)
(2003/11/20)
伊坂 幸太郎

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重力ピエロ / 伊坂 幸太郎
2009 / 05 / 08 ( Fri )
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●内容● (「BOOK」データベースより) 

連続放火事件の現場に残された謎のグラフィティアート。無意味な言葉の羅列に見える落書きは、一体何を意味するのか?キーワードは、放火と落書きと遺伝子のルール。とある兄弟の物語。


●著者● (「BOOK」データベースより)

伊坂幸太郎(イサカコウタロウ)
1971年千葉県生まれ。1995年東北大学法学部卒業。映画が好きで、映画監督のコーエン兄弟、ジャン・ジャック・ベネックス、エミール・クストリッツァなどに影響を受ける。1996年サントリーミステリー大賞で、『悪党たちが目にしみる』が佳作。2000年『オーデュボンの祈り』で、第五回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デヴュー。2002年刊行の『ラッシュライフ』が各紙誌で絶賛され、好評を博す。洒脱なユーモアと緻密な構成で読む者を唸らせ、近年希にみる資質の持ち主として注目を浴びる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです


●基本情報●

発売日: 2003年04月
著者/編集: 伊坂幸太郎
出版社: 新潮社
サイズ: 単行本
ページ数: 337p





●感想●

春が二階から落ちてきた。

この本、上の一文から始まるのですが・・・。
すんなり、自然にお話の世界に入り込めます。
読み進むのが全然苦にならない本ですね。

「オーデュボンの祈り」を読んだ時にはものすごく手こずった私ですが・・・。
今まで読んだそれ以外の伊坂幸太郎さんの本は好きです
頻繁に心打たれる表現や、シャレの効いた文章が出てくるのがすごいな、と・・・。
それも言い古されていない形でね。
展開も予想を裏切られたりするのが楽しいのです。
飽きっぽい私ですが、いろいろな意味で新鮮さを感じられて脳ミソが喜んでいる感じ

このお話では・・・。
加害者と被害者について考えさせられましたね。
よく言われていることですが、加害者の人権は必要以上に守られ、
被害者のそれは守られていない現実。
善良な人間が割を食うのは間違っているな、と思います。
しかしこの世の中、想像力のない悪人の方が楽しく生きていたりしますよね。
まわり見ても感じることだなー
だから春の行動を肯定したくなってしまうのですねー。

一番心にキたのは・・・やはり323ページ「おまえは俺に似て、嘘が下手だ」のところです。
涙がドワーッと出ました困り顔
心の準備がなかったから「やられたな・・・(?)」と思いましたね


印象に残った文章

「本当に深刻なことは陽気に伝えるべきなんだよ」

「楽しそうに生きてればな、地球の重力なんてなくなる」

「それこそ子供たちには、謝罪し、正し、感謝する、ということの意味を教えてあげたいですな」

などなど・・・印象深い文章が他にもたくさんありました






重力ピエロ重力ピエロ
(2003/04)
伊坂 幸太郎

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16 : 07 : 02 | ★★★伊坂幸太郎★★★ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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